「モテキ」「バケモノの子」などヒット映画をプロデュースしてきた川村元気の初小説『世界から猫が消えたなら』が映画化される。LINE公式アカウントにおいて初の連載小説として登場し、その後、書籍が90万部を突破した人気作だ。映画の公開日は2016年5月14日(土)から。
余命わずかの郵便配達員の前に現れた、自分と同じ姿の悪魔。この世界から大切なものをひとつ「消す」こととひきかえに、1日の命をもらえるとしたら。物語の中で、そんな究極の選択を迫られる主人公”僕”と”悪魔”(二役)を演じるのが、佐藤健。ヒロインとなる、僕の初恋の“彼女"役は宮﨑あおいが務める。
さらに監督は「ジャッジ!」の永井聡で、脚本が「いま、会いにゆきます」の岡田惠和。音楽は、ミスターチルドレンのプロデュースなど数々のヒットを生み出した小林武史が担当する。日本を代表するトップクリエイターたちが集結し、先鋭的な映像による感動的なヒューマンドラマを実現する。
北海道の函館・小樽・室蘭、東京、アルゼンチン・ブエノスアイレスなど大規模ロケを敢行。世界三大瀑布のひとつで、最大落差が80メートル以上あるイグアスの滝では、映画本編だけでなく、ヴィジュアルも撮影している。本作の中でも非常に重要なシーンを担う場所だそうだ。
【ストーリー】
主人公は30歳の郵便配達員。愛猫キャベツとふたりぐらし。
母を病気で亡くしてから、実家の父とは疎遠になってしまいました。
恋人はいません。別れてしまった彼女のことを、まだ想い続けています。
趣味は映画鑑賞。友だちは映画マニアの親友が一人だけ。
そんな彼が、ある日突然、余命わずかの宣告を受けてしまいます。
脳に悪性の腫瘍ができていたのです。
ショックで呆然とする彼の前に、とつぜん、自分と同じ姿をした悪魔が現れて言いました。
「世界から何かひとつ、ものを消すことで、1日の命をあげよう」…。
悪魔のささやきに乗せられた主人公は、次々とものを消していきます。
電話、映画、時計、そして、猫。
ところが、何かを消すと、大切な人たちとの思い出も一緒に消えてしまうことになり…。
これは余命わずかの彼に起こった、せつなくもやさしい「愛」の物語です。
【概要】
『世界から猫が消えたなら』
公開日:2016年5月14日(土)
原作:川村元気
監督:永井聡
脚本:岡田惠和
音楽:小林武史
プロデューサー:春名慶
出演:佐藤健、宮﨑あおい、濱田岳、奥野瑛太、石井杏奈、奥田瑛二、原田美枝子
配給:東宝
©2016 映画『世界から猫が消えたなら』製作委員会