「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトに老若男女誰でも参加できるデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH」では、2011年10月28日(金)~11月6日(日)まで、ISSEY MIYAKE ウオッチ・プロジェクトの全ラインアップを集め10年間の歩みを紹介するアーカイブ展を東京ミッドタウンで開催している。
イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の総合ディレクションのもと、山中俊治や深澤直人、ハッリ・コスキネンや吉岡徳仁といったデザイン界を代表する6人のプロダクト・デザイナーとセイコーインスツル株式会社のコラボレーションにより、新しい価値を創造するウオッチ・シリーズを展開しているISSEY MIYAKE ウオッチ・プロジェクト。
2001年に始まったこのプロジェクトは、山中俊治のデザインプロダクトに惚れ込んだISSEY MIYAKEの希望が叶ってスタートした。最初のシリーズ「INSETTO(インセット)」はイタリア語で「昆虫」を意味し、触角をイメージした繊細な針の動きに、生き物の鼓動を感じる。また吉岡徳仁がデザインした「TO(ティーオー)」は、セイコーインスツル社が製造過程で最も開発に苦労し、デザインの新たな可能性を感じたという会心の作。針ではなく円形の金属板を回転させることで、まるで金属塊から削り出したかのような重厚な美しさと、正確に時を刻む時計としての機能を両立させた。
さらに、ウオッチと同様にケースも注目だ。デザイナーの腕の形を3Dスキャナーで造形化やカプセルトイをイメージしたもの、分厚いメモ帳をパラパラめくると中からウオッチが登場するデザインなど、どれもデザイナーの想いが反映されたユニークなものばかり。
歴代のISSEY MIYAKE ウオッチ・プロジェクト例
左) 2002年 - INSETTO - 山中俊二
中央) 2003年 - VAKIO - ハッリ・コスキネン
右) 2005年 - TWELVE - 深澤直人
左) 2008年 - 機械式 TO Automatic - 吉岡徳仁
中央) 2009年 - Hu - ロス・ラブグローブ
右) 2010年 - VUE - イブ・ベアール
これらのウオッチは、実際に腕にはめてみることもできる。飽きのこないデザインや機能の永久性を目指しているため、どのモデルも廃番はなく、部品を交換することも可能だ。また、東京ミッドタウン ガレリア2FのPLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / ROPPONGIとISSEY MIYAKE / AOYAMAにて10周年を記念した演出で展示と商品の販売を行っている。
10年の時を経てより一層輝き、人々を魅了し続けているISSEY MIYAKE ウオッチ。あなたのお気に入り一本を、この機会にぜひ探してみて。
【展示会詳細】
ISSEY MIYAKE ウオッチ・プロジェクト
期間:2011年10月28日(金)~2011年11月6日(日)
時間:11:00~21:00
場所:東京ミッドタウン ガレリア B1F 特設会場