「フラワーズバイネイキッド(FLOWERS by NAKED) 2017 —立春—」が、2017年2月2日(木)から3月20日(月)まで、東京・日本橋三井ホールで開催される。
「フラワーズバイネイキッド」は、クリエイティブ集団のネイキッドが手掛ける、花をモチーフにした体験型デジタルアート展。2016年度には、1月から2月にかけて開催され、計70,000人超を動員した「フラワーズバイネイキッド 秘密の花園」、同年7月にテーマを変えて開催された「フラワーズバイネイキッド 魅惑の楽園」と、通算15万人の動員を達成した人気のアートイベントだ。
今回は「立春」をテーマに、「日本で一番早くお花見が楽しめる空間」にバージョンアップ。春一番が吹くと桜吹雪が舞い上がるという春らしい空間のなかで、プロジェクションマッピング、生花、オブジェ、香り、人物、音楽、飲食、ファッションといった様々な演出や技術で生み出される花の新体験を提供する。
ファッションプレスでは、中でも見どころをピックアップして紹介。
前回の2倍規模で展開した、桜をモチーフとしたアート空間「桜彩(おうさい)」。ここでは、丸山敬太(KEITA MARUYAMA)が手がけるドレスと映像演出を組み合わせたインスタレーションによる、幻想的な春の空間が広がる。本物の桜と特殊な和紙を桜の花に型抜きした巨大な桜のオブジェが頭上一面に。
シフォンをふんだんに使用したフェミニンなドレスには、桜の花びらが散りばめられ、腰にはコルセットのように和風な帯びが。和×洋のドリーミーなデザインに仕上がっている。日本を代表するデザイナーの作品を見られる貴重な機会であり、おすすめのフォトスポットだ。
さらに、ここではバーカウンターも併設され、日本酒や桜にちなんだカクテルやスイーツを楽しむことも可能。紀州梅のソーダや桜のワインクーラー、ハーバルスプモーニ、甘酒宇治抹茶のほか、サクラやショコラフレーバーのマカロンも販売されるので、都会風のお花見を楽しむ絶好スポットとなっている。
今回のテーマでもある「立春」と名付けられたコーナーは、いけばな草月流第四代家元・勅使河原茜とのコラボーレションによる空間。竹を130本を使用した大胆な作品は、力強さの中にも繊細なしなやかさを感じさせる。
歩いていると、どこからか温かな風が吹いて来て、少し早い春の訪れを感じさせてくれる空間となっている。腰掛けられる場所もいくつか用意されているので、じっくり鑑賞してみるのも良さそうだ。
子供の頃に、たんぽぽの綿毛を吹いた遊びをした人も多いのでは。そんな幼少期の思い出をアートに昇華させた「ダンデライオン クロックス」は、約6mにも及ぶ筒状のオブジェの中にあるたんぽぽに息を吹きかけると、美しいプロジェクションマッピングによって舞い上がる仕掛けが施されている。
「モザイクフラワーズ」は花占いを現代的に解釈したアートだ。壁の前に立つと、バラ・パンジー・カーネーションなど全27種類の花の中から、自分の花が一輪咲き、花言葉を教えてくれる。今回は、ピアジェとのコラボレーションによる「ピアジェローズ」も仲間入り。あなたの花は一体どれか、ぜひ試してみて。
イベントを楽しんだあとは、花やスイーツをモチーフにした可愛いグッズが並ぶショッピングエリアにも足を運んでみて。会場で実際に使われているアイテムを買うことができるのが面白い点。