絵本作家ディック・ブルーナの展覧会「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」が、2018年8月18日(土)から9月3日(月)まで、横浜赤レンガ倉庫1号館にて開催される。
絵本「ミッフィー(うさこちゃん)」シリーズで有名なオランダ人絵本作家、ディック・ブルーナ。グラフィックデザイナーとしての顔も持つブルーナは、ペーパーバックシリーズ「ブラック・ベア」を代表とする温かみのある名作を数多く残してきた。生涯生み出した絵本は124冊にものぼる。
作品に共通する特徴は「シンプル」であること。余分なものを極力削ぎ落としつつ、独自のユーモアや情感を織り込む「シンプルさ」が常に作品に潜んでいる。
会場には、200冊を超えるペーパーバックや、約40点のデザイン原画・スケッチ、ミッフィーや ボリスなどの絵本原画約30点、さらにポスターの複製などを加えた、計約500点の作品を展示。
『なんてこったい』の原画に見られる“ユーモラスな線”、「ブラック・ベア」シリーズのポスターに現れる“大胆な省略”、そして『雪の中の六人のシャドー』で使われた“リズミカルな反復”など、様々なキーワードを基に、ブルーナが生み出す「シンプル」の正体を解き明かす。
また、「シンプルの明日」をテーマに、日本のデザイン界で活躍する気鋭の4組が、プロダクト、グラフィック、ファッションなど、それぞれの専門とするジャンルにおいて、ブルーナ作品からインスピレーションを受けた新作を発表する。参加するのは、クリエイティブユニットのキギ(KIGI)、グラフィックデザイナー・アートディレクターのグルーヴィジョンズ(groovisions)、グラフィックデザイナーの中村至男、そしてファッションデザイナーのミントデザインズ(mintdesigns)だ。
【開催概要】
「シンプルの正体 ディック・ブルーナのデザイン」展
開催期間:2018年8月18日(土)〜9月3日(月)
会場:横浜赤レンガ倉庫1号館 2F スペース
時間:10:00〜17:00(入場は閉場の30分前まで)
※8月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)、9月1日(土)、2日(日)は19:00まで。
入場料:一般当日1,000円(前売800円)ほか
※前売券は各プレイガイドで販売予定。
【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)