映画『BLEACH』が福士蒼汰を主演に迎えて実写化。2018年7月20日(金)に公開される。
原作は、「週刊少年ジャンプ」で2001年から連載を開始、瞬く間に人気コミックへと上り詰め、全74巻でシリーズ累計発行部数9,000万部の圧倒的人気を誇る同名の漫画作品。霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護が、ある日突然現れた死神・朽木ルキアらとともに、虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊たちと戦う物語。
主人公・黒崎一護を演じるのは、数々のヒット作に主演し、映画『無限の住人』では見事な身のこなしで激しい斬り合いを魅せ、新境地を切り開いた福士蒼汰。
福士は「一護の特徴である髪色は絶対に外せないポイントなので、監督やスタッフと話しあい、何回もブリーチをして、色を加えながら、試行錯誤を重ねました。死覇装や制服など身に付けるものも細部まで拘り、一切妥協せずにまずは外見から“一護”というキャラクターを作りあげました。」と、自身もこだわり抜いたビジュアル面の役作りについて明かしている。
主人公・黒崎一護とともに物語のキーパーソンである朽木ルキア役には、杉咲花が決定。杉咲が演じる朽木ルキアは、人間を襲う悪霊である虚(ホロウ)を唯一斬ることができる、死神という存在。しかし、黒崎一護に死神の力を渡したことからその力を失っており、普段は普通の女子高生として一護と行動を共にしながら、次第に仲間達と心を通わせていく。
朽木ルキア役を演じるにあたって杉咲は、「ルキアという逞しく純粋な死神を自分が演じさせていただけるからには、原作を何度も読み返しアニメも観させていただき、自分なりにルキアを調べて役づくりさせていただきました。」と意気込みを語っている。
『リバーズ・エッジ』、『ママレード・ボーイ』など様々な作品に連続出演し、漫画実写映画に欠かせない存在となっている吉沢亮。彼の演じる石田雨竜は、一護のクラスメイトで成績優秀な生徒だが、実は死神を嫌っており一護を含む死神に対抗する “滅却師(クインシー)”という種族の生き残り。ビジュアルでは、雨竜が得意とする弓状の武器を持ち、戦いの最中なのか鋭い眼光で獲物を見つめるシーンが収められている。
一護を狙う阿散井恋次(あばらいれんじ)役には、映画だけでなく、舞台でも活躍している早乙女太一が抜擢された。結った長い赤髪に、眉毛から額、首から上半身にかけて入った派手な刺青。そんな風貌の恋次は、ルキアとは幼馴染だが、死神界の掟を破ったルキアを連れ戻すために、一護に対して刀を向けることとなる。なお、一護を演じる福士とは、劇団☆新感線の舞台「髑髏城の七人Season月」で共演して以来、本作で2回目の共演となる。
音楽活動だけでなく、ハリウッド映画にも出演し、劇中では軽やかな身のこなしでアクションを披露してきたギタリスト・MIYAVIが、朽木白哉(くちきびゃくや)を演じる。白哉は、ルキアの兄。冷静沈着かつ厳格な性格、死神の中でも血筋・実力ともに抜きん出た存在だ。死神界の掟を破ったルキアを現世から連れ戻すために、一護たちの前に現れる。
天然な性格と、アイドル顔負けの容姿を持つ黒崎一護のクラスメイト・井上織姫役に真野恵里菜。
その風変わりな名前から“チャド”の愛称で呼ばれる、寡黙で無表情だが屈強な身体を持ちケンカに強いクラスメイト・茶渡泰虎役に小柳友。
普段は街の片隅で古びた店を営んでいるが、裏では現世で虚と戦う死神を援助するという、物語の鍵を握る重要人物の一人・浦原喜助役には田辺誠一。
幼い頃の一護を虚から命を賭して守った黒崎一護の母・黒崎真咲役に長澤まさみ。
妻の真咲をなくして以来、男手ひとつで子育てに奮闘する、前向きで熱血な一護の父親・黒崎一心役に江口洋介。