ジャガー・ルクルト(Jaeger-LeCoultre)の新作ウォッチ「レベルソ・トリビュート・ エナメル」が登場。
「レベルソ・トリビュート・ エナメル」は、芸術作品を再現したエナメル細密画が施された裏ダイヤル、それに呼応するように手作業で精緻なギョーシェ彫りが施された表ダイヤルを持つウォッチ。
モチーフとなったのは、ジョルジュ・スーラ、徐悲鴻、葛飾北斎の3人の巨匠の作品だ。このモデルのために特別に制作されたホワイトゴールド製ケースが、額縁のようにそれらの作品の世界観を彩る。
日本を代表する浮世絵師の葛飾北斎。富士山の景観を描いた三十六の風景画からなる『富嶽三十六景』は、日本の伝統的なテーマに西洋絵画の遠近法を初めて取り入れた象徴的な作品である。
「レベルソ・トリビュート・ エナメル」の葛飾北斎モデルでは、『富嶽三十六景』から『神奈川沖浪裏』を選び裏ダイヤルを装飾。深いブルーの半透明エナメルで覆われており、海の色を感じさせる。表ダイヤルには、北斎の作品に呼応するように波の装飾が施されている。
『グランド・ジャット島の日曜日の午後』は、ジョルジュ・ スーラが確立した美しい点描画法を代表する作品。舞台はパリ近郊のセーヌ川の中州で、人々が水浴びや自然を楽しむ様子が描かれている。
「レベルソ・トリビュート・ エナメル」では、横幅が3mを超える大作をわずか3㎠の裏ダイヤルで再現。色を重ねる度にエナメルで保護する必要のあるエナメル細密画にとって、何度も色を重ねる必要のある点描画の再現は困難。メゾン独自のテクニックと70時間以上にも渡る長い時間をかけて、原作『グランド・ジャット島の日曜日の午後』の世界観を表現した。
徐悲鴻は、20世紀の中国を代表する最も有名な画家の一人。水墨画、油彩画、 デッサン、パステル画、書道で知られ、中国では特に雄渾な馬の絵で人気を博した。中国の大自然を背景に躍動する10頭の馬を描いた作品があり、「レベルソ・トリビュート・ エナメル」はそのうちの2頭に着想を得てデザインされている。
エネメルで保護する必要のあるウォッチデザインにとって、単色の世界である水墨画の雰囲気を伝えるのは大きなチャレンジとなった。エナメル職人の技と多くの時間を費やし、馬の躍動感や筆の動き、流動性、軽快さを再現している。
【詳細】
レベルソ・トリビュート・ エナメル※各8本限定
<仕様>
ケースサイズ:45,5×27,4mm
厚さ:9,73mm
ムーブメント:822A/2 手巻き
時、分表示
表:グラン・フー エナメルとギョーシェ彫りによるダイヤル
裏:グラン・フー エナメル
取り扱い店舗:ジャガー・ルクルト 銀座並木ブティック、日本橋三越本店、伊勢丹新宿店、GINZA SIX
発売時期:未定
【問い合わせ先】
ジャガー・ルクルト
TEL:0120-79-1833