東野圭吾のベストセラー小説『パラレルワールド・ラブストーリー』が、Kis-My-Ft2の玉森裕太主演で映画化。2019年5月31日(金)に全国ロードショー。

“男女3人の愛”を描いた東野圭吾の本格恋愛小説『パラレルワールド・ラブストーリー』を映画化

累計発行部数が150万部を超えるヒット小説『パラレルワールド・ラブストーリー』は、2つの異なる世界＜パラレルワールド＞を行き交う男女3人の愛を描いた、東野作品としては異色の本格恋愛小説だ。

2つの世界それぞれを生き、愛する女性への想いと親友との友情の間に揺れながら翻弄されていく青年・敦賀崇史が主人公。1つの世界では崇史の恋人、もう1つの世界では崇史の親友の恋人として存在する、謎に満ちた女性・津野麻由子と、崇史の親友であり恋敵でもある三輪智彦との「三角関係」を、謎が謎を呼ぶ、ミステリアスな展開とともに描いていく。

玉森裕太×吉岡里帆×染谷将太の三角関係

敦賀崇史役：玉森裕太

主人公・敦賀崇史役を演じるのは、Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)の玉森裕太。映画『レインツリーの国』や、ドラマ『リバース』『重要参考人探偵』などに出演している。

三輪智彦役：染谷将太

崇史の親友である三輪智彦役を演じるのは、『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』『3月のライオン』、配信ドラマ『聖☆おにいさん』など国内外問わず数多くの話題作に出演する染谷将太。

津野麻由子役：吉岡里帆

ヒロイン・津野麻由子役は、吉岡里帆が演じる。映画『音量を上げろタコ！なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ！！』の主演を務め、ドキュメンタリー作品『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き』ではナレーションを担当するなど、幅広い活躍を見せる。

また、監督は、映画『聖の青春』や『宇宙兄弟』『ひゃくはち』を手掛けた森義隆が務める。

玉森裕太×染谷将太にインタビュー

主人公の敦賀崇史とその親友の三輪智彦、ヒロインの津野麻由子の三角関係を、2つの異なる世界＜パラレルワールド＞を行き来しながらミステリアスな展開で描き出す『パラレルワールド・ラブストーリー』。1人の女性を巡って複雑な関係に陥る親友同士を演じたKis-My-Ft2の玉森裕太と染谷将太に話を聞いた。

■三角関係の中で翻弄される“親友”

三角関係に翻弄される親友同士を演じるにあたり、まずどのような準備をされましたか？

玉森：まず僕たちが演じることになる“親友”の概念について、撮影前に染谷君と森義隆監督の3人で話し合うことからスタートしました。

染谷：そうそう。この物語の中で僕たちが演じる崇史と智彦は、親友同士にも関わらず2人で仲良くしているシーンは少なくて、割と殺伐とした感じなんです(笑)。

それでも2人は深い部分で繋がっているわけだから、台詞にはない部分で、自然とそういった空気感を演出することが重要で。“親友ってこんな感じだよね”みたいな共通認識をもって僕たちが芝居をするために、監督がそのような場を設けてくださったのだと思います。

お2人の辿りついた“親友”の概念とはずばり？

染谷：えーっと、どんな結論になったんでしたっけ(笑) ？

玉森：あんまりよく覚えてないです……(笑)。

染谷：言い訳ではないのですが、正直そこはあまり重要ではありませんでした。今振り返ってみても、最も芝居に繋げることができたなと思うのは、撮影前に3人で真剣に話し合えたその時間だったなと。現場の空気も分からない時期に、腰を据えて本音トークするという体験によって、互いに自然と打ち解けることができたと思うし、それは僕たちの演技にも反映されるものだったと思います。

■パラレルワールドの世界で演じるということ