特別展「うつわと和菓子」が、とらや(TORAYA) 東京ミッドタウン店内 ギャラリーにて開催される。会期は2018年6月20日(水)から6月26日(火)まで。
特別展「うつわと和菓子」では、武蔵野美術大学の学生が"とらやの和菓子"をテーマに制作したうつわ18作品を展示。また、題材となった菓子をうつわにのせた写真を巨大スクリーンに投影する。
「月心(つきごころ)」は、阿倍仲麻呂の歌「天の原 振りさけ見れば 春日なる 三笠の山に出でし月かも」にインスピレーションを受け、月夜の静けさと日本の円満なこころをろくろで表現した作品。和菓子の優しい味が、愛しい人のこころにとどまるようにという願いも込められている。
子供が初めて和菓子を食べることを祝う"和菓子記念日"のためのうつわとして創作されたのは「とりのかご」。すくすくと育つ子供の姿を鶉(うずら)の愛らしさに重ね、鳥かごをモチーフにデザインされた。ふたを開けると、かわいい"鶉餅"が。
会場では、作品の他にも制作工程を記録した写真の展示や、学生自身の言葉で綴ったうつわの解説書の無料配布なども行われる。さらに、展覧会期間中は、隣設する虎屋菓寮で生菓子を注文すると、作品の一部を実際に利用することが可能だ。
【詳細】
特別展「うつわと和菓子」
会期:2018年6月20日(水)~6月26日(火)
時間:11:00~21:00(店舗営業時間と同じ) ※無休(東京ミッドタウン休業日に準ずる)。
場所:とらや 東京ミッドタウン店内 ギャラリー
住所:東京都港区赤坂 9-7-4 D-B117 東京ミッドタウン ガレリア地下1階
TEL:03-5413-3541
※展示の際うつわの上に菓子はのらない。題材となった菓子は期間中、一部を除き販売していない。うつわの解説書はなくなり次第終了。
※うつわのつくり手である学生も在廊(一部時間を除く)。