「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が、北海道の 札幌芸術の森美術館にて2022年4月19日(火)から6月28日(火)まで開催される。
「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」は、ピクサー・アニメーション・スタジオの作品を生みだす技法と科学に迫る人気の展覧会。「The Science Behind PIXAR」の名称で、2015年にボストンサイエンスミュージアムにて初開催されてから、アメリカ、カナダ、日本、香港を巡回し、計250万人以上を動員した。日本国内では東京、新潟、大阪、福岡、名古屋にて開催され、広島でも2022年2月11日(金)から3月27日(日)まで開催される。
『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』など、世界中の人々を魅了する作品を生み出してきたピクサー・アニメーション・スタジオ。近年では『2分の1の魔法』や『ソウルフル・ワールド』といった映画も公開されている。「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」では、そんな魅力的なアニメーションを生み出す制作のひみつを、実際のアニメーションに触れながら解き明かしていく。
来場者が展覧会で体験できるアニメーション制作の工程は、以下の8つだ。各エリアでは、一部作品を除いてキャラクターと写真撮影することもできる。
アーティストが描いたスケッチをベースに、コンセプト・アートに沿ってデジタルモデラーがキャラクターのバーチャル3Dモデルを制作する。
モデリングによって生み出されたキャラクターをリアルに動かすために仮想の骨や関節、筋肉をつくり、キャラクターの動きを設計する。
キャラクターの髪や服装などの質感を決める。たとえば洋服の素材は何か、新品か、古びているかなどをオブジェクトの表面を加工して表現していく。
セットデザイナーがバーチャルの世界を構築。カメラアーティストが構成・カメラアングル・レンズタイプなどを決め、バーチャルの世界を撮影する。
アニメーターがキャラクターに演技をつけ、ストーリーに命を吹き込み、キャラクターの感情を表現していく。