「TOKYO ART BOOK FAIR 2019」が、2019年7月12日(金)から15日(月・祝)まで東京都現代美術館にて開催される。
「TOKYO ART BOOK FAIR 2015」開催時の様子
Photo:Akihiro Itagaki
「TOKYO ART BOOK FAIR」は、2009年に日本初のアートに特化したブックフェアとしてスタート。国内外の出版社やギャラリー、アーティストらが出展し、2万人以上を動員するアジア最大規模のアートブックフェアとして知られている。
初開催から10年目となる「TOKYO ART BOOK FAIR 2019」は、東京都現代美術館を会場に、独創的なアートブックやZINEを制作する国内外の出版社、ギャラリー、アーティストら約300組が出展。こだわりの出版物が一堂に会し、それぞれの魅力を伝える。
会場の企画展示室地下2階では、毎回ひとつの国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する企画「Guest Country」を開催。今回は、世界のインディペンデント出版文化を牽引するアメリカに焦点を当て、ニューヨークのアートシーンを牽引する写真家レレ・サヴェリが主宰する 8-Ball Communityのコレクションより、1970年代以降のアメリカにおける重要なZINE約150タイトルを展示する「Radical Pages: A Selection of American Zines」を開催する。
The Thing Quarterly:Issue 9 Ryan Gander & Europe
さらに、現代作家やアーティストと共にオブジェクトを製作し、多くの人々が「雑誌」というフォーマットを通してアートに触れる機会と体験を創出した雑誌「The Thing Quarterly」の10年間の活動も紹介する。
その他、現在の日本のアート出版シーンを牽引する日本人作家たちのアーティストブックにおける原体験やその魅力などを語った言葉と共に作品を展示する「Japanese Artists' Books: Then and Now」や、創設100周年を迎える資生堂ギャラリーの、これまでの展覧会カタログと95年に刊行された『資生堂ギャラリー七十五年史』の展示および一部販売なども行われる。
【詳細】
TOKYO ART BOOK FAIR 2019
日時:2019年7月12日(金)15:00~21:00(プレビュー)、7月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝)11:00~19:00
会場:東京都現代美術館
住所:東京都江東区三好 4-1-1
料金:入場無料
※12日のみプレビュー参加費として1,000円(税込)、小学生以下無料
※トークイベントは一部有料