“リアル廃墟”お化け屋敷「たろうちゃんのわすれものファイナル-死条河原町-」が、2019年7月20日(土)から8月31日(土)まで、京都・四条河原町で開催される。
「たろうちゃんのわすれもの」シリーズは、廃校となってしまった小学校など、本物の廃墟を舞台にしたお化け屋敷。シリーズ最新作にして最後の企画となる「たろうちゃんのわすれものファイナル-死条河原町-」では、取り壊しが決定しているこの地下廃墟が舞台に。
過去開催時には、あまりの恐怖に途中リタイアが続出したという「たろうちゃんのわすれもの」。シリーズ史上最長となるという今回は、参加者が一丸となって楽しむミッション参加型。参加者はミッションをこなしながら次々に襲いかかる恐怖を乗り越え、ゴールを目指す。
多くの人をお化け屋敷ファンをうならせた「たろうちゃんのわすれもの」シリーズも、今回の開催がラスト。本当の廃墟だからこそ感じられる出来るリアルな恐怖、この機会に体験してみてはいかがだろう。
「ねぇ知ってる? 四条河原町にさ、廃墟になった地下室があって、その近くで人が消えるって話」
「都市伝説?」
「しかもさ、なぜか捜索願が一つもでないの。いなくなった途端、行方不明者の記憶をなくすからなんだって。——あ、そうだ、確かこの辺りなんだけど……」
京都に、ある噂が広がっていた。
「夏になると、人が消える」
ある場所に廃屋の地下室があり、その付近で行方不明者が続出しているようだった。
楽しそうに噂話をする二人の女子高生の前で、髪の長い女性が何かを探していた。
「たろうちゃん……たろうちゃん……」
二人は足を止め、何かを探す髪の長い女性に話しかけた。
「何かお探しですか?」
「あぁ、ご親切にありがとうございます。実は、私の息子が……。小学生の男の子です。たろうと言う名前で……そう、たろ……あれ?なんでしたっけ。すみません、なんでもないです」
髪の長い女性はそう言うと、何もなかったかのように去っていった。
「今の……」
「だよね」
「……」
「記憶をなくす……ってやつじゃない?」
「だよね」
二人が顔を見合わせていると、生暖かな風が頬にあたり、
重い鉄扉が冷たい金属音をあげながら閉まった。
「……」扉の向こうから微かに物音が聞こえるー
二人は誘い込まれるようにその鉄扉に向かって行った。
京都四条河原町に、誰にも知られずに存在する、廃屋の地下室。
あなたはこの地下室に潜り、たろうちゃんを救い出すことはできるのか?
「たろうちゃんのわすれものファイナル-死条河原町-」
開催期間:2019年7月20日(土)〜8月31日(土)
時間:15:00〜21:00
場所:京都市中京区新京極通四条上ル中之町583-2
入場料:
・大人(中学生以上) 1,000円/小人(小学生) 800円
・当日ファストパス付入場券(大人) 1,500円
・当日ファストパス付入場券(小人) 1,300円
アクセス:
・京都市営地下鉄「京都市役所前駅」より徒歩10分
・京都市営地下鉄「四条駅」より徒歩12分
・阪急電鉄「河原町駅」より徒歩3分
・京阪電鉄「祗園四条駅」より徒歩5分
・市バス、京阪バス「四条河原町」より徒歩3分
・<お車の場合>鴨東駐車場より徒歩5分
※ファストパスとは待ち時間を短縮できるチケット。
※小学生未満は無料。
※未就学児童は保護者同伴必須。
※妊娠中、心臓病、発作性持病のある場合等、入場に制限ある場合あり。