書籍『The COLOR of PIXAR <ピクサー>絵作りのための色見本帳』が、2019年12月中旬に発売される。
映画『トイ・ストーリー』シリーズなどで知られる「ピクサー・アニメーション・スタジオ」。その映像制作における過程では、「カラースクリプト」と呼ばれる色台本が必ず用意されており、作品の冒頭からクライマックスに至るまで、物語の感情の高まりを目に見える形でマッピングしてコントロールしているという。
例えセリフが少なくとも(あるいは敢えてそのように演出していても)、“色”がしっかりとその役割を果たすことで、鑑賞者にそれぞれのシーンの雰囲気や意図を伝えることが出来るという訳だ。
本書におけるアイデアは、そんな「ピクサー」が手がけた作品のアーカイブの中から取り出された数百枚ものフィルムスチル(1フレーム)を通して、ストーリーを語る色彩構成と構図を読みとろう、というもの。
具体的には、『トイ・ストーリー』シリーズや『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』、『インサイド・ヘッド』、『ウォーリー』など歴代19作品のアーカイブから、300枚超えるベストショットの数々を収録。各アニメーション作品を構成する一瞬のカットから、人々の心を動かす「ピクサー」の“色使い”の秘密に迫る。
書籍『The COLOR of PIXAR <ピクサー>絵作りのための色見本帳』
発売時期:2019年12月中旬
著者:ティア・クラッター
定価:3,800円+税
ISBN:978-4-86246-463-7
サイズ:縦160mm x 横210mm
ページ数:352ページ
発行:株式会社ボーンデジタル