映画『スキャンダル』が、2020年2月21日(金)より、TOHO シネマズ 日比谷ほかにて全国公開される。シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーが豪華共演。
映画『スキャンダル』は、アメリカで視聴率NO.1を誇るテレビ局「FOXニュース」で2016年に起きた実話スキャンダルの裏側を描いたストーリー。発端は、FOXニュースの元人気キャスター グレッチェン・カールソンが、テレビ界帝王として君臨していたCEOのロジャー・エイルズをセクハラで提訴したことから始まる。テレビ界の大物の提訴のニュースに揺れるメディア界。その衝撃のスキャンダルの全貌を描く。
物語の核を握る3人のニュースキャスターを3人のハリウッドの大物女優が演じている。
メーガン・ケリー役 - シャーリーズ・セロン
看板番組を背負う売れっ子キャスター。44歳。セクハラ提訴でTV局の内外に衝撃が走る中、自身の成功までの過程を振り返えると、心中には穏やかではないものがあった。アカデミー賞主演女優賞受賞経験を持つシャーリーズ・セロンだが、本作ではプロデューサーも兼ねている。
グレッチェン・カールソン役 - ニコール・キッドマン
ベテランで元看板キャスター。アメリカで視聴率1位の「FOXニュース」を過去に担当していた。49歳。クビを言い渡されたことからCEOのロジャー・エイルズをセクハラで提訴する。
ケイラ・ポスピシル役 - マーゴット・ロビー
ケイラ・ポスピシルは、27歳の貪欲な美しき新人ニュースキャスター。メインキャスターの座を狙うためロジャーと対面する機会を得ていた。メーガンとグレッチェンが実在の人物に対して、実際働いていた人の体験談を組み合わせた架空のキャラクター。
ロジャー・エイルズ役 - ジョン・リスゴー
TV界の帝王として君臨していたニュース放送局「FOXニュース」のCEO。ニコール・キッドマン演じるカールソンから、セクハラ疑惑で提訴される。
中でも実在の人物を演じたシャーリーズとニコールは、本人さながらの瓜二つなビジュアルで一躍話題に。そしてシャーリーズの特殊メイクを担当したカズ・ヒロ(辻一弘)は、第92回アカデミー賞において<メイクアップ&ヘアスタイリング賞>を受賞する快挙を遂げた。カズ・ヒロは『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』に続く二度目のオスカー獲得となる。
オスカーを受賞したカズ・ヒロは、メーガン役を演じたシャーリーズ・セロンの特殊メイクについて以下のようにコメント。
「シャーリーズが一番メイクが厚いと思う。メーガンは瞼が厚いけど、シャーリーズの瞼は深くくぼんでいる。かなり形が違う。だからコンタクトレンズを作り、鼻の先、下あご、両側のえらにピースを付けた。私とケリー・ゴールデンが毎日、彼女にこの人工メイクを施し、そのあとにヴィヴィアン・ベイカーが普通のメイクを施していた。それにシャーリーズ自身も素晴らしいメイクアップ・アーティストで、時には自分でメイクをしていたよ。」