「ハラッパ」には、子どもの頃に遊んだ原っぱにあった太陽、風、雨、土、虫、みどりを再現しているのがポイント。アートと植物を楽しめる、パブリックスぺースを作り上げている。たとえば真っ赤に燃え上がる太陽は、焚き火と組み合わせたアートとして目を惹く場所に設置。太陽を囲うようにベンチも置かれているので、居合わせた人たちで焚き火を囲うようにして思い思いに過ごすことができる。
また「ネイチャークロッシング(NATURE CROSSING)」と題し、インタラクティブコンテンツによる新たな“交差点”が登場。アスファルト上に敷かれたはずの横断歩道に、南国のビーチなど地球上に実在する光景を映し出した。歩行者の移動に合わせて砂浜に足跡を作るなど、インタラクティブな仕掛けを用意している。
飲食フロアとなる5階から7階は「HARAJUKU KITCHEN&TERRACE」と称され、全23店舗の飲食店が集う。
5階は、原宿・神宮前エリアに少なかった、日常的に通いたくなる飲食店や路地裏のような雰囲気のある居酒屋など、横丁のように軒を連ねる内装が魅力だ。
5階へのエスカレーターを上がってすぐ目の前に広がるのが、新時代のファミリーレストランをイメージした「ファミレス(FAMiRES)」だ。ここで味わえるのは、『ミシュランガイド東京 2020』から5年連続で掲載されているレストラン「sio」監修による、ファミレスの定番メニューの数々。ハンバーグやナポリタン、オムライスなど、約40品がラインナップする。
昭和41年創業の「紫金飯店(シキンハンテン)」は、70席以上のスペースを確保し、町中華の味わいを楽しめるメニューを提供。餃子やチャーハンはもちろん、青椒肉絲ナポリタンや麻婆かた焼きそばといった「紫金飯店」ならではのメニューを味わえる。
「トーキングゴリラ」は、スタンディングスタイルにて焼き鳥をメインに展開。東京・吉祥寺のハモニカ横丁にも多数系列店を構えており、今回「ハラカド」にオープンする「トーキングゴリラ」は、外装が建築家でデザイナーの隈研吾デザインなのもポイントだ。
このほか、「東京肉しゃぶ家」がプロデュースし、厳選された豚肉を用いたしゃぶしゃぶやサムギョプサルなどを味わえる「プリティーポークファクトリーアンドカツプリポー(PRETTY PORK FACTORY & KATSU プリポー)」や、マグロを使用した創作寿司が人気の「まぐろ問屋 恵み」、原宿初出店のラーメン屋「一風堂(イップウドウ)」など、個性的な11店舗が並ぶ。
一方6階では、緑豊かな芝生ゾーンと開放的な屋上テラスがつながったゆったりと自分のペースで過ごせるフードコート空間へ。「神宮前の交差点でゆったりしよう」をテーマに、のんびり過ごせる神宮前交差点の‟たまり場”を提供する。多人数でシェアできる料理やお酒などのドリンクをテイクアウトして、ひとりでも仲間とでも、自由に過ごすことができる。