DKNY(ディーケイエヌワイ)が大規模なメディアキャンペーン「#DKNYArtworks」を実施する。1992年から2008年までニューヨークのシンボル的な存在となっていた、「DKNY」と大きく書かれた壁画。これをニューヨークをはじめとする世界10都市で復活させるという、ファンタスティックな企画だ。日本では、DKNYキャットストリート店でお披露目された。
東京、ニューヨークの他にもロンドン、パリ、ドバイ、クウェート、ミラノ、上海、香港、ソウルなど世界の主要都市で開催予定。それぞれの都市でアーティストが異なるのも魅力で、10通りの「DKNY」が出現する。
選ばれたアーティストは、「DKNY」のロゴの中にそれぞれが感じるニューヨークをデザインする。日本からは、山口聡一が選出。村上隆がプロデュ―スする現代美術の祭典「GEISAI#9」で当時学生でありながら金賞を獲得した経歴を持つ彼は、サイケデリックアートのような独特の色彩感覚で、抽象的な世界観を描き出す。
今回の壁画は、「Seeing(見る)」がテーマとして掲げられた。作品は、たくさんの目がギョロリとこちらを向いている。勢いのある色彩も相まって不気味な印象を受けるが、どこか引き付けられる魅力を内包している。
これに連動して、サイトの立ち上げや限定商品の展開、twitter、アプリなどを駆使したキャンペーンも実施。さらに、アーティストのデザイン画のオークションも開催される。オークションの売り上げは、経済的に苦しくアートの教育を十分に受けれない子供やその家族に寄与されたり、アートの指導プログラムの改善に役立てられることになる。
【キャンペーン概要】
#DKNYArtworks
日程:2013年6月より各国で随時公開
URL:http://www.dknyartworks.com/
<参加アーティスト一覧>
How&Nosm、Amy Gartrell(ニューヨーク)、Roids(ロンドン)、Maurizio Galimberti(ミラノ)、Christophe Hamaide-Pierson(パリ)、Nasernia(ドバイ)、Calvin Ho(香港)、Nod Young(上海)、Junkhouse(ソウル)、山口聡一(東京)