展覧会「へザウィック・スタジオ展：共感する建築」が、東京・六本木の東京シティビューにて、2023年3月17日(金)から6月4日(日)まで開催される。

空間を“ひらく”デザイン

へザウィック・スタジオは、1994年にロンドンで設立され、ニューヨークやシンガポールなど世界各地でプロジェクトを手がけてきた、世界的に注目されているデザイン集団だ。日本初の展覧会となる「へザウィック・スタジオ展：共感する建築」では、2023年東京に誕生予定の《麻布台ヒルズ／低層部》をはじめ、その主要プロジェクト28件を一挙に紹介する。

へザウィック・スタジオによるデザインは、都市計画のような大規模プロジェクトにおいても、ヒューマン・スケールを基準にするという考えに基づいている。創設者であるトーマス・へザウィックは、幼少期、職人が作った小さなものに宿る魂に心惹かれたという。こうした魂を、建築という大きな建築や空間へと込めることは可能なのだろうか──これが、へザウィック・スタジオのデザインの原点となっている。

こうした関心のもとでへザウィック・スタジオは、最新技術を駆使しつつも、その土地や建築物の記憶、そして伝統的なものづくりの技術にも光をあて、斬新な空間を考え出している。そのようにして作られるデザインは、空間の閉鎖性をひらき、隣接する空間とつなげてゆくことで、人びとが自然と集うような開放的な空間を指向している。

本展では、「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、そして「遊ぶ、使う」の6つの視点のもと、へザウィック・スタジオのプロジェクトを紹介。上海の《上海万博英国館》や《サウザンド・ツリーズ》、ニューヨークの《リトル・アイランド》など、多様なプロジェクトにふれることができる。

また、へザウィック・スタジオは、ロンドン市内を走る二階建てバスのデザインを、50年ぶりにリニューアルしている。会場では、天井高11m・展望台吹き抜けの大空間を活用し、高さ4mを超える原寸大の部分模型を展示する。

展覧会概要

展覧会「へザウィック・スタジオ展：共感する建築」
会期：2023年3月17日(金)～6月4日(日) 会期中無休
会場：東京シティビュー
住所： 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F
開館時間：10:00～22:00(入館は21:00まで)

■チケット情報
・平日
一般 2,000円(1,800円)、高校・大学生 1,400円(1,300円)、4歳～中学生 800円(700円)、65歳以上 1,700円(1,500円)
・土日休日
一般 2,200円(2,000円)、高校・大学生 1,500円(1,400円)、4歳～中学生 900円(800円)、65歳以上 1,900円(1,700円)
・平日オンライン限定 本展＋森美術館「六本木クロッシング2022展：往来オーライ！」セット券
一般 2,200円、高校・大学生 1,700円、4歳～中学生 1,100円、65歳以上 1,900円
※平日オンライン限定チケットの対象期間は、2023年3月17日(金)から3月26日(日)まで
※事前予約制(日時指定券)を導入(専用オンラインサイトより日時指定券を購入。販売開始日は決まり次第告知)
※当日、日時指定枠に空きがある場合は事前予約なしで入館可
※本展(東京シティビュー)の入館料に、一律＋500円の追加料金にて森美術館へ入館可
※森美術館の入館券の提示者は、一律＋700円の追加料金にて本展(東京シティビュー)へ入館可

【問い合わせ先】
TEL：050-5541-8600 (ハローダイヤル)