東京・豊洲の「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」に、2021年7月2日(金)より2つの庭園作品で構成される新エリアがオープンする。
“水に入るミュージアム”として2018年7月にオープンした「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」は、チームラボによる体験型アートが楽しめる新世代のミュージアム。開館からわずか1年で世界106の国と地域から125万人以上を動員するなど、東京屈指のアートスポットとして人気を博している。今回は、超巨大な4つの作品空間を中心とする既存7作品はそのままに、2つの新たな庭園作品が追加される。
1つ目の「Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体 / Floating Flower Garden; Flowers and I are of the Same Root, the Garden and I are One 」は、空間全体が13,000株を超える生きたランの花々で埋め尽くされた庭園作品だ。
その最大の特徴は、人の動きに合わせて空間内の花々の位置が上下するという仕掛け。人がいる場所では花々が上がっていきスペースが生まれるため、常に花に囲まれた状態で、庭園の中を自由にゆっくりと歩き回ることができる。
地球上で最後に現れた植物と言われるランは、花粉媒介を行う特定の昆虫との共進化の例で知られており、現在においても急速な進化を続けていると考えられている。庭園内の花々も、種類ごとにパートナーの昆虫の行動する時間に合わせて香りが強くなる時間が異なるため、作品空間の香りが、朝・昼・夜と時間の経過に合わせて刻々と変わっていくという。
土のない場所で生き、空気中から水分を吸収する着生ラン。この作品の花々も空中で生きており、日々成長しながら、そのつぼみに花を咲かせていく。
2つ目の「呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色, Sunrise and Sunset / Moss Garden of Resonating Microcosms- Solidified Light Color, Sunrise and Sunset」は、空間内に卵形体のオブジェを多数設置した作品。
このオブジェは、人に押されたり、風に吹かれたりすると倒れてしまうが、その度に音色を響かせながら自ら立ち上がる。これに合わせて周辺にあるオブジェも、同じ音色を響かせながら次々と呼応していく。また、日の入りとと共にオブジェ自体が発光を開始。音だけではなく光も放ちながら、互いに呼応し続ける幻想的な光景を見せてくれる。
「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」
会期:〜2022年末
新エリアオープン日:2021年7月2日(金)
所在地:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
開館時間:
[6月]平日 10:00〜18:00、土日 9:00〜19:00
※最終入場は閉館の30分前
[7月]平日 10:00〜20:00、土日 9:00〜20:00
※7月22日〜7月31日は9:00〜20:00。
※最終入場は閉館の1時間前。
休館日:7月1日(木)、7月20日(火)
料金:
<入場 エントランスパス>
・大人(18歳以上) 3,200円
・大学生/専門学生 2,500円
・中学生/高校生 2,000円
・小人(4歳〜12歳) 300円
・3歳以下 無料
・シニア(65歳以上) 2,400円
・障がい者割引 1,600円
※料金・開館時間は変更となる場合あり。