■リック・メイシー(ジョン・バーンサル)
超ポジティブなテニス・アカデミーの指導者。『フォードvsフェラーリ』『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』のジョン・バーンサルが担当する。
■ポール・コーエン(トニー・ゴールドウィン)
ビーナスの最初のプロコーチで、ジョン・マッケンローやピート・サンプラスが活躍していた70年代、80年代、そして90年代のトップコーチ。多くのジュニアを指導しており、リチャード・ウィリアムズがテニス雑誌で彼がマッケンローのコーチをしているのを見て、売り込みの電話をかけた。演じるのは、『ゴースト/ニューヨークの幻』『ラスト サムライ』のトニー・ゴールドウィン。
映画『ドリームプラン』は第94回アカデミー賞で作品賞・脚本賞・編集賞、製作&主演のウィル・スミスが主演男優賞、アーンジャニュー・エリスが助演女優賞、ビヨンセの「ビー・アライヴ」が歌曲賞にノミネート。ウィル・スミスが主演男優賞に輝いた。
なお、第79回ゴールデン・グローブ賞ではドラマ部門<作品賞>にノミネート、ウィル・スミスが<主演男優賞>、アーンジャニュー・エリスが助演女優賞、ビヨンセの「ビー・アライヴ」が歌曲賞の候補となり、ウィル・スミスが見事<主演男優賞>を受賞した。
主演のウィル・スミスは、これまで『ALI アリ』『幸せのちから』で2度アカデミー賞にノミネートされており、『ドリームプラン』で3度目のアカデミー主演男優賞ノミネートを達成。
ウィル・スミスは「役を理解するために俳優の経るプロセスは本当に不思議で、何がその役に入り込めるきっかけになるのかわからない」と役作りについて言及した上で、今回のリチャード役の場合は「僕の実娘ウィローとのつながりが役づくりのきっかけとなった。ウィローとの関係や彼女のキャリアを活かすことで、僕はリチャードがビーナスやセリーナとの間に築いた距離感を見いだすことができたんだ」とコメント。
また「押し付けたり、追い込んだり、叩き込んだりしない」リチャードの教育方針に感銘を受けたと言い、「ビーナス本人から聞いたすばらしい逸話がある。彼女たちが子どもの頃に問題を起こしたとき、その罰はテニスができないということだったそうだ。そこでリチャードは、押し付けるのではなく、家族として選んだ夢に向かう彼女たちに従っていくという、すばらしい考え方を見つけたんだ」と、ビーナス本人との会話からも、役作りのヒントを得たと明かしている。
『ドリームプラン』の監督はレイナルド・マーカス・グリーン、脚本はザック・ベイリンが担当。
レイナルド・マーカス・グリーン監督は、映画について「言うまでもないが、これは家族全員を描く物語だ」とコメント。夢を叶えるために心をひとつにして取り組む“家族の力”に共感し、映画にしなくてはならないと強く思ったという。
また、脚本を手掛けたザック・ベイリンは、劇中には登場するいくつかの信じがたいエピソードについて、「脚本のほぼすべての内容が事実に基づいている」と語る。「物語についてよく知らなかった私のマネジャーに、脚本を読んでもらおうと初めて送ったとき、返ってきたメッセージは『これ全部、本当に起こったことじゃないよね? そうだろ?』『違った。すべてが事実に忠実なんだね』だった。この家族は、信じがたい驚きの人生を送っている。」とも明かした。
映画『ドリームプラン』のエンディングテーマを歌い上げるのは、2021年のグラミー賞で計4部門受賞、累計28回の受賞により“女性アーティストとして最多受賞”の新記録を樹立したビヨンセ。『ドリームプラン』のためのオリジナルソングである新曲「ビー・アライヴ」で、物語のエンディングを彩る。
作品詳細
映画『ドリームプラン』
公開日:2022年2月23日(祝・水)
製作:ウィル・スミス、ティモシー・ホワイト、トレバー・ホワイト、セリーナ・ウィリアムズ、ビーナス・ウィリアムズ
監督:レイナルド・マーカス・グリーン
脚本:ザック・ベイリン
撮影:ロバート・エルスウィット
出演:ウィル・スミス、アーンジャニュー・エリス、サナイヤ・シドニー、デミ・シングルトン、トニー・ゴールドウィン、ジョン・バーンサル
配給:ワーナー・ブラザース映画