東京・竹芝のホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」(以下、メズム東京)から、『オペラ座の怪人』の世界をイメージしたランチ&ディナープログラムが登場。2021年9月13日(月)から2022年2月28日(月)まで、ホテル16階のフレンチレストラン「シェフズ・シアター」にて販売される。なお、 当初は東京公演が千秋楽を迎える2022年1月10日(月・祝)までを予定していたが期間が延長された。
劇団四季ミュージカル『オペラ座の怪人』とメズム東京が、ホテルのコンセプトルームに続き、コラボレーションを実現。第2弾のランチ&ディナープログラムでは、ランチが舞台の第一幕、ディナーが第二幕の2部構成で、『オペラ座の怪人』の世界観をフレンチメニューで表現する。
まず第一幕となるランチプログラムでは、物語の幕開けを告げるオークションシーンから、嫉妬に狂った怪人がシャンデリアを舞台に突き落とす衝撃的な事件までをイメージ。オマール海老のコンソメジュレで“シャンデリア”をイメージしたアミューズブッシュや、信州サーモン&旬の野菜をのせた前菜にはじまり、目玉となる“肉or魚が選べる”メイン料理へと続く。
ジューシーな子羊のローストに、旬の食材をのせた肉料理は、物語がドラマティックに展開する契機となる“クリスティーヌの楽屋”に着想した一皿。プレートにのせた小玉葱や銀杏、キノコなどに、アンティークな木苺の色を付けて乾燥させることで、楽屋が持つ独特な雰囲気を演出している。
一方魚料理では、クリスティーヌとオペラ座の怪人をのせて湖を移動する“ボート”をイメージ。白身魚のすり身を調理したフランスの郷土料理「クネル」を主役に、ポエティックに表現しているのが特徴だ。
食後のデザートは、オペラ座の怪人の怒りにより、公演中の舞台に落とされた“シャンデリア”に着想した。美しい造形美と共に、甘いマロンクリームや、程よい酸味のヨーグルトパフェを堪能できる贅沢な一品だ。お皿一杯に敷かれたキャラメルソースやクラッシュマロンは、“崩して”食べることで、シャンデリアの落下の衝撃を表現しているという。
続く第二幕のディナープログラムでは、いよいよ舞台のクライマックスへ。忌まわしい事件から半年が経った大晦日の華やかな仮面舞踏会のシーンから、悲しくも美しい物語の結末を、アミューズブッシュ・前菜・メイン(魚&肉料理)・デザートの順番で再現する。
ディナープログラムの魚・肉料理を両方楽しめるメインメニューでは、ドラマティックに展開するストーリーの世界観を落とし込んだ。旬の白身魚をパリっと香ばしく焼き上げた魚料理は、舞台上で怪人がクリスティーヌに激しく愛を告白し、再び連れ去れるシーンを着想源に。劇中でクリスティーヌが手にする赤いリンゴは、トマト&レモンを合わせたコンディメントで表現しているのもポイントだ。