ラグジュアリーホテル「眞松庵(しんしょうあん)」が、2021年10月14日(木)、京都・岡崎エリアにオープンする。
ラグジュアリーホテル「眞松庵」が開業するのは、南禅寺の門前で、神社仏閣・美術館が集中する京都市の岡崎エリア。京都の街並みに溶け込む控えめの外観でありながら、客室はゆったりとくつろげるラグジュアリーな空間となっており、上質な時間を過ごすことができる。
建物には全国から厳選した希少な原木や自然素材のみを使用。高度な技術を持つ京都の職人によって美しい空間が創られている。客室は、わずか4室。1フロアに2室のみで、隣室を気遣うことなく、自宅のようにくつろぐことができる。各客室は90㎡ほどのゆったりとした広さになっており、それぞれに異なる意匠を施した。
“市中の山居”をコンセプトにした客室「眞 shin」は、京都の街中にありながら“隠れ家”のような趣。ホテル名の由来にもなった前庭の赤松を望む「松 sho」には、赤松からインスピレーションを得た赤茶色のインテリアを設置している。
京都の山並みを眺めることができる客室「洛 raku」は、明るく開放的で、テラススペースも魅力。「暁 gyo」では、“茶室”を連想させる落ち着きのある雰囲気を楽しむことができる。
「眞松庵」を訪れたら必ず注目してほしいのが、京都の伝統を受け継いだ「離れと庭」。敷地の一角にある離れは、1964年、京都数寄屋建築の巨匠・中村外二が手がけた彼の代表作だ。庭園は岩城千太郎が作庭している。ホテルのオープンにあたり、離れは二代目中村義明、庭園は花豊造園・山田耕三の手によって美しく蘇った。
浴室も見逃せないポイント。テラス越しに庭を望める浴室の中央には、高野槙の浴槽を設置。別の客室には、左官職人・挟土秀平が手がけた浴槽を配している。松をイメージしたシダーウッドアトラスが香るオリジナルアメニティや、イトリン(ITRIM)のクレンジングに着目した3アイテム、クレンジングバーム、クリアソリッドソープ、ゴマージュなども付いている。
1階には、日本料理の名店「緒方」の初の支店となる「南禅寺 緒方」も。美しい器と共に、四季折々の食材を使用した朝食や夕食を楽しめる。
なお、「眞松庵」の建物全体の設計は京都在住の建築家・横内敏人、数寄屋建築は同じく京都の中村外二工務店が担当。内装デザインは、乃村工藝社A.N.D.の小坂竜が手がけた。
「眞松庵」
オープン予定日:2021年10月14日(木)
住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町91-5
客室数:4室
宿泊料金:1室2名利用時の室料 1泊176,000円~(サービス料込み/朝食込み)
※諸税は別途。
※予約等、詳細は公式サイト(https://www.shinsho-an.com/)を確認。
■「南禅寺 緒方」
場所:眞松庵1階 ※火曜日定休
席数:カウンター12席
朝食:8:00~10:00 宿泊者に朝食を用意
夕食:19:00~ 季節のおまかせ(予約者のみ)