「萩尾望都 SF原画展」が、6年ぶりに東京凱旋。アーツ千代田3331にて、2022年7月9日(土)から7月24日(日)まで開催される。
萩尾望都は、1969年に『ルルとミミ』でデビュー以降、『ポーの一族』や『トーマの心臓』などの名作漫画を生み出してきた。大島弓子、山岸凉子、木原敏江らとともに1970年代の少女漫画黄金期を築き、“少女漫画の神様”とも称される漫画家だ。
「萩尾望都 SF原画展」は、漫画家・萩尾望都のカラーイラストやコミック生原稿などを展示する原画展。全国巡回を続けており、過去には山梨や宮城、福岡、兵庫などでも開催された。
6年ぶりとなる東京展では、2016年時の内容をベースに、120点以上を追加した約400点のSF原画を展示。会場には、少女漫画界のSF新時代を築いたともいえる本格SF『11人いる!』のプロットや原画、複製画をはじめ、宇宙を舞台に繰り広げられる壮大なロマンを表現した『スター・レッド』など、人気作品の原画が集結する。
また、SF小説家の光瀬龍とタッグを組んだ『百億の昼と千億の夜』のネームや原画、複製画、70年代から80年代にかけて盛んに出版されたSF・ファンタジー系の文庫本カバーイラスト、萩尾望都が90年代に執筆したSF小説『ピアリス』などにもフォーカス。近未来の日本を舞台に不老不死パラレルワールドをリンクさせたSF大作『バルバラ異界』や、放射性物質を擬人化した「原発三部作」など、2000年代に発表された、比較的近年の作品についても紹介する。
展示に加え、会場限定のオリジナルグッズを販売。Tシャツやクリアファイル、御朱印帳、手ぬぐいなどが揃う他、石ノ森章太郎や松本零士とコラボレーションしたクリアファイル、大判カードのセットなども販売される。会場限定で「萩尾望都 直筆サイン入り版画」も発売されるので、ファンは要チェックだ。
【詳細】
「萩尾望都SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく」
会期:2022年7月9日(土)~7月24日(日)
会場:アーツ千代田3331
住所:東京都千代田区外神田6-11-14
開催時間:11:00~20:00
※入館は閉館の30分前まで
※会期中無休
入場料:一般 1,000円/大学生・高校生 700円/中学生 500円/小学生以下無料
※学生証又は生徒手帳を持参
※前売券の販売なし