「楳図かずお大美術展」が、大阪・あべのハルカス美術館にて2022年9月17日(土)から11月20日(日)まで開催される。先に東京でも開催された巡回展だ。
楳図かずおは、『へび少女』『猫目小僧』『わたしは真悟』など数々のヒット作を世に送り出し“ホラーまんがの神様”と呼ばれる漫画家。生徒と先生たちのサバイバルを描く『漂流教室』では小学館漫画賞を受賞し、ギャグ漫画『まことちゃん』作中のギャグ、“グワシ”は社会現象になった。
「楳図かずお大美術展」では、楳図かずおの比類なき“芸術性”に着目。先見的な世界観、幻視的なビジョンが随所に散りばめられた、“マンガ”という既存の枠組みだけには収まらない独自の世界観を、代表作や新作、気鋭のアーティストらによる表現を通して紹介する。
「楳図かずお大美術展」最大の目玉は、楳図かずおが制作に4年の期間を費やした、27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』。全101点にも及ぶアクリル絵画の連作が織りなす、漫画のドラマ性と美術の豊かな感性が1つになった、劇的な大作を目にすることができる。
1980年代に描かれた『わたしは真悟』の続編であると同時に、時空を超えた並行世界を描く。生き生きとしたタッチや、吸い込まれるような色彩を駆使して描かれたそれぞれの絵画は、マンガのように連続したストーリー性を持っていながらも一枚一枚が独立して鑑賞できる作品となっている。
また、エキソニモ、冨安由真、鴻池朋子といった3組の現代アーティストが楳図かずお作品をテーマにしたインスタレーションを実施。エキソニモは『わたしは真悟』の世界観を表現した映像インスタレーションを、冨安由真は新作『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の素描101点のインスタレーションを展開する他、鴻池朋子は『14歳』をモチーフにした作品を披露する。
また、大阪会場では、閉館後に各回100名限定で、プレミアムな貸し切り鑑賞会を実施。夜の美術館で楳図かずおワールドを堪能できる他、仮装して参加するといい事があるかも…?非売品ポスターもついてくる、ファン必見のイベントとなっている。
【詳細】
楳図かずお大美術展
開催期間:2022年9月17日(土)~11月20日(日)
開館時間:火~金 / 10:00~20:00、月土日祝 / 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)
休館日:9月26日(月)
会場:あべのハルカス美術館
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス16階
■チケット
観覧料:一般 1,700円(1,500円)、大高生 1,300円(1,100円)、中小生 500円(300円)
※( )内は前売および15名以上の団体料金。
※前売券は2022年7月2日(土)~9月16日(金)まで販売。
※障がい者手帳の持参者は、美術館チケットカウンターで購入した本人と付き添い1名まで当日料金の半額。
※学生料金で入場の際には学生証を提示。
※開催内容の変更や入場制限等を行う場合あり。最新情報は美術館公式HPを確認。
販売場所:あべのハルカス美術館ミュージアムショップ(美術館開館日のみ)、あべのハルカス美術館公式HP(オンラインチケット)、近鉄駅営業所、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス、セブンチケット、CNプレイガイド、楽天チケット、近畿日本ツーリストグループの店舗(一部店舗を除く)など。
〈先行ペア・親子チケット〉
販売期間:2022年6月11日(土)10:00~9月16日(金)23:59
販売場所:各種プレイガイド
券種:
・先行ペアチケット 2,600円(一般2枚組) ※会場で絵入りチケットと引き替え
・先行親子チケット 1,500円(一般1名+中学生まで1名のセット券)
■ハロウィンナイトミュージアム
開催日時:10月29日(土)、30日(日) 各日18:00~20:00
料金:3,000円(一般のみ)
定員:各回100名
※ローソンチケット限定販売。
※当日、ミュージアムショップは18:00に閉店。なお会期中、美術館の営業時間内はいつでもミュージアムショップに入場可能。
【問い合わせ先】
あべのハルカス美術館
TEL:06-4399-9050