特別展「大航海時代へ -マルコ・ポーロが開いた世界-」が、池袋サンシャインシティにある古代オリエント博物館で開催される。期間は、2022年7月16日(土)から9月11日(日)まで。
「大航海時代へ -マルコ・ポーロが開いた世界-」は、シルクロードの発展から、モンゴル帝国の時代、大航海時代までを紹介する展示会。マルコ・ポーロの旅行記『東方見聞録』や、ドイツの地図製作者・フォペルの現存最古の「地球儀」、チンギス・カンの名前が刻まれたモンゴル帝国の通行証「牌子(ぱいざ)」など、貴重な所蔵品約200点が一堂に集結する。
本展は、第1章と第2章から構成。第1章では、「シルクロード」、「マルコ・ポーロの時代」をテーマに、マルコ・ポーロが旅したシルクロードにおける東西交渉の歴史や、マルコ・ポーロが活躍したモンゴル帝国時代の資料を展示する。
シルクロードの騎馬民族が使用した「金銀装・銀装鉄剣」や、シルクロードを行き来したラクダの陶器「三彩駱駝(さいさいらくだ)」、王国の文字で仏教経典を記した「西夏経断簡(せいかきょうだんかん)」などを鑑賞することができる。
第2章では、「出で立ち」、「接触と拡散」、「日本」の3つをテーマに、新たな航路や大陸を発見した時代”大航海時代”にまつわる資料を取り揃える。海底から引き揚げられた航海器具「航海用アストロラーベ」や、南蛮人が描いた日本地図、「本能寺の変」の貴重な証言を記した「本城惣右衛門覚書(ほんじよそうえもんおぼえがき)」などを紹介する。
また、本展と連動したイベントも開催。お気に入りの展示品をデッサンして、展示場内に飾ることができるワークショップや、特別展の見どころを、研究員が解説する「特別展ギャラリートーク」などを実施するため、気になる人はチェックしてみてはいかがだろうか。
【詳細】
「大航海時代へ -マルコ・ポーロが開いた世界-」
会期:2022年7月16日(土)~9月11日(日)
会場:古代オリエント博物館
住所:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ文化会館 7階
開館時間:10:00~16:30(入館は16:00まで)
※開館時間を変更する場合あり。
休館日:会期中無休
入館料:一般 1,000円、大高生 700円、中小生 300円
※20名以上の団体割引、障害者割引あり
※「障害者手帳」の所持者は半額割引(付き添いは1名入館無料)
■特別展ギャラリートーク
開催日:全体解説 7月16日(土)11:00~、7月23日(土)14:30~ ※約1時間
テーマ解説 7月30日(土)14:30~ ※約30分
※8月以降の予定は、決まり次第掲載
参加費:無料(別途入館料が必要) ※事前申込不要
【問合せ先】
古代オリエント博物館
TEL:03-3989-3491