2023年公演予定の舞台から<おすすめの演劇>を特集。東京や大阪で上演される話題作を、スケジュール・チケット発売日・キャスト情報とあわせて「公演月順」に紹介する。
イギリスの作家J.K.ローリングの小説『ハリー・ポッター』シリーズの演劇版となる『ハリー・ポッターと呪いの子』は、全7巻の小説のうち最終巻である『ハリー・ポッターと死の秘宝』の19年後を描いた作品。2023年の上演期間中は、主人公のハリー・ポッターを石丸幹二と向井理が演じる。
■舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』
上演期間:~2023年5月31日(水)※23年6月以降も上演予定
会場:TBS赤坂ACTシアター
20世紀を代表するアメリカの劇作家アーサー・ミラーが手掛けた社会派ドラマ『橋からの眺め』。違法移民の従兄弟家族を受け入れたことで一家に巻き起こる悲劇を、13年ぶりの舞台出演となる伊藤英明主演で描く。
■パルコ・プロデュース2023『橋からの眺め』
東京公演
期間:2023年9月2日(土)~9月24日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
※その後、北九州、広島、京都公演を実施。
藤本タツキによるダークヒーローアクション漫画『チェンソーマン』が、主人公・デンジ役に土屋直武を迎えて舞台化される。脚本・演出は、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ、「BANANA FISH」The Stageなど、多くの人気作品の舞台化を手掛てきた松崎史也が担当する。
■「チェンソーマン」ザ・ステージ
チケット一般発売日:2023年8月19日(土)
<東京公演>
期間:2023年9月16日(土)~10月1日(日)
会場:天王洲 銀河劇場
<京都公演>
期間:2023年10月6日(金)~10月9日(月・祝)
会場:京都劇場
劇作家・横山拓也による書き下ろしの舞台『多重露光』は、「生涯かけて撮りたいものを見つけなさい」という親からの漠然とした言いつけに呪われながら、町の写真館を細々と営むカメラマン・山田純九郎が主人公の物語。主演に稲垣吾郎、演出に読売演劇大賞演出家賞に輝いた眞鍋卓嗣を迎える。
■舞台『多重露光』
公演日程:2023年10月6日(金)~10月22日(日)
会場:日本青年館ホール
映画『チョコレートドーナツ』の舞台版が再演へ。ゲイの男性が育児放棄された障がいを持つ子供を育てたという実話に着想を得て製作された物語を、出演に東山紀之と岡本圭人、翻案・脚本・演出に宮本亞門で再び届ける。
■舞台『チョコレートドーナツ』
東京公演
期間:2023年10月8日(日)~31日(火)
場所:パルコ劇場
※その後、大阪、熊本、宮城、愛知公演を実施。
人気漫画『NARUTO-ナルト-』を舞台化したライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」が遂にシリーズ完結。“無限月読”を実現させようと十尾を復活させた「うちはマダラ」と「うちはオビト」の計画を阻止するべく、「うずまきナルト」たち忍連合軍が奮闘する最終決戦を描く。
■ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」~忍の生きる道~
神奈川公演
期間:2023年10月8日(日)~10月11日(水)
場所:KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉
※その後、兵庫、東京公演を実施。
舞台『ロスメルスホルム』は、「近代演劇の父」と称されているノルウエーの劇作家ヘンリック・イプセンにより1886年に書かれた作品だ。演出は、2019年読売演劇賞大賞・最優秀演出家賞に輝いた栗山民也。主人公ヨハネス・ロスメルは森田剛が演じる。
■舞台『ロスメルスホルム』
<愛知公演>
上演時期:2023年10月
※その後、福岡・兵庫・東京公演を実施。
ビートたけしがまだ何者でもなかった青年時代のとある夏の日々を描いた青春自伝小説『浅草キッド』を、音楽劇として初めて舞台化。主演・北野武役は林遣都、師匠・深見千三郎役は山本耕史が担当。
■『浅草キッド』
公演日程:2023年10月・11月上演
孫悟空を中心に、三蔵法師一行が天竺を目指す長い旅路を描いた名作『西遊記』の舞台を、日本テレビ開局70年記念舞台として上演。主演・片岡愛之助が孫悟空役を演じる。
■日本テレビ開局70年記念舞台『西遊記』
大阪公演
期間:2023年11月3日(金・祝)~5日(日)
会場:オリックス劇場
※福岡・博多座、名古屋・御園座、東京・明治座で順次上演。
吾峠呼世晴による漫画『鬼滅の刃』を原作とした「舞台『鬼滅の刃』」。シリーズ4作目となる「舞台『鬼滅の刃』其ノ肆 遊郭潜入」では阪本奨悟が竈門炭治郎役を務める。
■「舞台『鬼滅の刃』其ノ肆 遊郭潜入」
公演時期:2023年11月・12月
場所:大阪・東京
前川知大と世田谷パブリックシアターが『終わりのない』以来、4年ぶりにタッグを組み、新作公演『無駄な抵抗』を上演。池谷のぶえ、渡邊圭祐、安井順平、浜田信也、穂志もえか、清水葉月、盛隆二、森下創、大窪人衛、松雪泰子がキャストに名を連ねる。
■舞台『無駄な抵抗』
<東京公演>
上演期間:2023年11月11日(土)~11月26日(日)
会場:世田谷パブリックシアター
チケット一般発売:2023年9月10日(日)
<兵庫公演>
上演日程:2023年12月9日(土)15:00、12月10日(日)13:00
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
チケット一般発売:2023年9月23日(土・祝)
ジャンヌ・ダルクという1人の少女が、時代や政治に翻弄されながらも、自らの信じるものを掴みとっていくまでの「生」にフォーカスした人間ドラマ『ジャンヌ・ダルク』が上演へ。主人公ジャンヌ・ダルクは清原果耶、フランス王シャルル7世は小関裕太が演じる。
■舞台『ジャンヌ・ダルク』
<東京公演>
期間:2023年11月28日(火)~12月17日(日)
会場:東京建物 Brillia HALL
チケット一般発売日:2023年9月9日(土)10:00~予定
<大阪公演>
期間:2023年12月23日(土)~12月26日(火)
会場:オリックス劇場
チケット一般発売日:未定
筒井康隆による傑作小説『ジャズ大名』を演出家・福原充則が舞台化。千葉雄大と藤井隆が出演し、アメリカから漂着した黒人奴隷と音楽好きの藩主が、城中でジャム・セッションを繰り広げる姿を描いた奇想天外なコメディを届ける。
■KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『ジャズ大名』
横浜公演
会場:KAAT神奈川芸術劇場<ホール>
日程:2023年12月9日(土)~12月24日(日)
※その後、神戸、愛知、高槻公演を実施。
『呪術廻戦』の舞台化第2弾「『呪術廻戦』 -京都姉妹校交流会・起首雷同-」の上演が決定。虎杖悠仁役は佐藤流司、伏黒恵役は泰江和明が第1弾から続投し、釘崎野薔薇役は山口乃々華が演じる。
■舞台「『呪術廻戦』 -京都姉妹校交流会・起首雷同-」
上演時期・地域:2023年12月~2024年1月 東京・兵庫
根本宗子がオリジナル脚本・演出を手掛ける新作舞台『宝飾時計』。子役出身の女優にフィーチャーした新しい演劇作品を、主演に高畑充希、共演に成田凌、小池栄子、伊藤万理華らを迎えて上演する。
■舞台『宝飾時計』
<東京公演>
期間:2023年1月9日(月・祝)~29日(日)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
※その後、大阪、鳥栖、愛知、長野公演を実施。