建築家の安藤忠雄が、フランス芸術文化勲章・コマンドゥールを受章した。
安藤忠雄は1941年・大阪府生まれの建築家。香川県・直島「地中美術館」や「表参道ヒルズ」「東急東横渋谷駅」など、これまで数々の建築を手がけてきた安藤は、その芸術・文化への貢献が評価され、今回の受章に至った。モダンなデザインながら、周囲の環境との共生が図られた建築物は国内外から評価が高く、過去には建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞も受賞している。
安藤の受章したフランス芸術文化勲章は、芸術や文学において傑出した功績のあった人物に授与される、フランス文化省が運営する名誉勲章。近年では映画監督の北野武、現代美術家の草間彌生、歌舞伎役者の十二代目市川團十郎などが受章しており、コマンドゥールは3つある等級の中で最高位のものとなる。
そんな彼の最新著書『安藤忠雄とその記憶』では、ゆかりの深い土地で自ら半生を振り返りながら、建築物の写真やプライベートカットとともに、これまでに手掛けてきた仕事に対する記憶が語られている。
【商品情報】
TADAO ANDO Insight Guide 安藤忠雄とその記憶(Insight Guide2)
著者:安藤忠雄
価格:¥2,800
ページ数:263ページ