1969年、エドワード セクストンとトミー ナッターがテーラー店、ナッターズをオープン。
エドワード セクストンはサヴィル・ロウのテーラー店。現在はプレタポルテのラインも展開している。
エドワード セクストン(EDWARD SEXTON)は、イギリス生まれ。キルガー(当時の名前はKilgour French Stanbury)にて実習生としてテーラードを学びながらロンドンカレッジ・オブ・ファッションに通う。60年代半ば、「Donaldson, Williams & Ward」でテーラーとしての経験を積む。ここで当時、セールスマンをしていたトミー ナッターと出会う。
1969年、ナッターとともにサヴィル・ロウにビスポークテーラー、ナッターズ・オブ・サヴィル・ロウ(Nutters of Savile Row)をオープン。テーラーでは初めてオープンウィンドウ形式の店舗を構え、伝統を尊重しつつも流行のディテールを取り入れた。こうして、70年代の新鋭テーラーとして名をはせた。
顧客にはミックジャガー、ポール・マッカートニー、ジョン・レノンなどイギリスを代表するミュージシャンから、実業家のルパート・マードック、投資家のジョージ・ソロスなどが名を連ねる。
92年のナッターの死後、自身の単独ブランドをスタートする。後にクロエのデザイナーとして活躍するステラ マッカートニーが学生時代経験を積んだテーラーとしても有名。積極的に若手ファッションデザイナーがテーラーの経験を積む場所を提供している。
2008A/Wシーズンから、メンズ、レディースともにプレタポルテのラインをスタート。展示会形式でテーラードを基にしたコレクションを発表した。