ロッシュ ボボア(Roche Bobois)は、フランスのインテリアブランド。
ロッシュ ボボアはブランドの始まりより、フランスのライフスタイル「アール・ド・ヴィーヴル(art de vivre)」というコンセプトを提唱している。「art=芸術 vivre=生活する」から、生活の芸術という意味になり、広い意味で“フランス様式の生活感”ということを表す。フランスこれはメゾンの強い特徴となっており、常にクリエーションの中に反映されている。実際、極限まで洗練された線にとどまらず、ボリュームや曲線、素材のより優れた演出に活かされている。
ロッシュ ボボアのコレクションには2つの世界観がある。「コンテンポラリーコレクション」はトレンドと最新のデザインのクリエイティビティを反映。「ヌーボークラシック」は各時代のスタイルの家具を大胆に再解釈し、現代の生活に適したものにしている。いずれのコレクションにも、オリジナルコンセプトであるフランス式「アール・ド・ヴィーヴル」が見られ、美しい素材と職人技が駆使されている。
また、ロッシュ ボボアはファッション業界、オートクチュール界と同じように年に2回、春夏と秋冬のコレクションを発表している。さらに、デザイナーの親密なコラボレーションはブランドの発展の大きな要因の一つとなった。いくつかのコラボレーションは数十年も続き、ブランドの商業的な大成功を導く。もっとも代表的な事例の一つが、今ではブランドの象徴的なモデルとなっている組み立て可能なラウンジソファ「マジョン」。1971年にハンス・ホッパーにより考案。今日も尚、クライアントから最も愛され続けるモデルの一つであり続けている。
■歴史
1961年、雑誌Elle上で、初めてのフランス全国レベルのキャンペーン広告を展開
1974年、アメリカとスペインにそれぞれ1号店オープン
1978年、ヌーボークラシックコレクション発表
1995年、イタリアに1号店オープン
2004年、中国に1号店をオープンし、全世界100店舗を達成
2008年、35ヵ国で230店舗を展開
2010年、50周年記念 ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)とパートナー契約
2013年、45ヵ国で250店舗を展開
2014年、アメリカ、リュクセンブルグ、スペイン、イギリスにて40周年
2015年、ミラノサローネのフランス・パビリオンのスポンサーに芸術、文化の振興に力を入れることを表明。
2016年、TVCM 開始
ロッシュ ボボアは現在50を超える国々に250店舗以上を展開しており、さらに1ヶ月あたり1店舗のペースで世界中に精力的に店舗をオープンしている。