大会社の人事部長として日々、神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れる。
「こんにちは、母さん」
しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい。
割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。
おまけに恋愛までしているようだ!
久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。
映画『こんにちは、母さん』は、山田洋次が監督を務める作品。妻との離婚問題や娘との関係に頭を悩ませながら、大会社の人事部長として日々忙しく過ごす神崎昭夫が、母・福江が暮らす実家を訪れるところから始まる“いまを生きる等身大の家族の物語”。吉永小百合、大泉洋が出演する。