「攻殻機動隊」シリーズのアニメ映画『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』が、2023年11月23日(木・祝)より3週間限定で全国30館にて劇場公開される。
「攻殻機動隊」シリーズは、1989年に講談社の『ヤングマガジン増刊 海賊版』にて士郎正宗が原作漫画を発表して以来、アニメーションやハリウッド実写映画など様々な作品群を展開したシリーズ。押井守が監督を務めた『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』をはじめ、近未来SFの金字塔として世界中から人気を集めた。
そんな「攻殻機動隊」シリーズの『攻殻機動隊 SAC_2045』は、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズを手掛けた神山健治と、『APPLESEED』シリーズを手掛けた荒牧伸志がダブル監督を務めるアニメーションシリーズ。制作はこれまでの「攻殻機動隊」のアニメーションを制作してきたProduction I.Gと、SOLA DIGITAL ARTSによる共同制作となる。
2021年11月に劇場公開された劇場版『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』は、Netflixで世界独占配信された『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン1に新たなシーンを加えて再構成した作品。「攻殻機動隊」シリーズ史上初となるフル3DCGアニメーションで、鮮烈なSFアクションと時代を予見した先鋭的な世界観を描き出した。
劇場版『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』では、全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー”へと突入した2045年の様子を描く。
人々が、AIによる人類滅亡への危機を実感するほどまでには衰退が進んでいない近未来。アメリカ大陸西海岸で傭兵部隊として腕を奮っている全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる元・公安9課の部隊の前に、“ポスト・ヒューマン”と呼ばれる驚異的な知能と身体能力を持つ存在が突如として現れる。大国間の謀略渦巻くなか、再び“攻殻機動隊”が組織された。
『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』で描かれるのは、Netflixで2022年5月より配信された『攻殻機動隊 SAC_2045』シーズン2を再構成した物語。ポスト・ヒューマンがもたらすレイドによる人類の危機、さらに公安9課を待ち受ける壮絶なドラマを映し出す。
劇場版『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』に続き、『余命10年』を手掛けた藤井道人が再び監督を務め、総監督である神山健治と荒牧伸志と共に、シリーズ集大成となるラストを描く。
声優陣は、田中敦子や大塚明夫、山寺宏一ほか『攻殻機動隊 SAC_2045』シリーズのオリジナルキャストが再集結。田中敦子演じる全身義体のサイボーグである主人公・草薙素子と、“攻殻機動隊”による激闘に注目だ。
本作の主題歌は、常田大希率いるミレニアム・パレード(millennium parade)楽曲に決定。シーズン2オープニングテーマおよびエンディングテーマでもある「Secret Ceremony」「No Time to Cast Anchor」の2曲が主題歌となり、シリーズの新たなフィナーレを再び彩る。
劇場にて販売されるオリジナルグッズにも注目。『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』をよりお楽しめるファン必携のパンフレットをはじめ、シーズン2においてPERIMETRONが制作したオープニングシーケンスの印象的なビジュアルを使用したTシャツ、物語の鍵となるAI“1A84”を刺繍で表現したキャップ、作中使用の貴重な素材や設定画を使用したステッカーセット、タイトルロゴをあしらったボールペン、公安9課のメンバーが集合したシーズン2キービジュアル第2弾を使用したアクリルプレートなどが展開される。