「エルマーのぼうけん」展が、東京・立川のプレイ ミュージアム(PLAY! MUSEUM)にて2023年7月15日(土)から10月1日(日)まで開催される。会期終了後は、2024年夏頃までにかけて全国を巡回する予定だ。
「エルマーのぼうけん」シリーズは、どうぶつ島にとらわれた“りゅうの子”を助けに行く、9才の男の子エルマーの冒険を描いた児童文学。ルース・スタイルス・ガネットが物語を、義理の母で挿絵画家のルース・クリスマン・ガネットが挿絵を手がけた『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』といった3冊の本が出版されると日本でも人気を博し、累計700万部を超すベストセラーとして広く愛されている。
物語は、少年エルマーがりゅうの子やその家族を助けるために両親と暮らす家を飛び出して冒険に出るところからスタート。恐ろしい動物や不思議な病気、人間の大人たちなど困難に出会う度にエルマーは機転を利かせて乗り越えていく。自分とは異なる他者に向き合って受け入れ、争うのではなく知恵を使ってトラブルを解決していくエルマーの姿勢は、子供だけでなく大人の心にも響くものとなっている。
日本初開催となる「エルマーのぼうけん」展では、「エルマーのぼうけん」シリーズの世界を存分に堪能できる展示を展開。70年以上前に描かれた貴重な原画やダミー本など、130点超の制作資料を日本初公開する他、本の世界に入って遊ぶことのできる展示スペースも用意する。
原画は、アメリカ・ミネソタ大学図書館のカーラン・コレクション所蔵品から約130点を展示。鉛筆で丁寧に描きこまれた、細密な仕上がりを間近に目にすることのできるチャンスとなっている。また、カラフルな表紙や地図、作者ガネットが所蔵する3冊のダミー本、挿絵を描くために作られたりゅうの人形など、貴重な資料が一堂に集結する。加えて、ガネットが幼い頃に物話や絵を書いたノート、自作のオブジェなど、作者の人物像に迫る資料も登場する。
また、自分がまるで物語の主人公・エルマーになったような気分を味わえる、4つのシーンを中心とした体験型の展示も要チェック。光や映像、立体造作による演出により、ワニの背中をジャンプして川をわたったり、りゅうと一緒に嵐の中を飛んでみたり、洞穴に捕われた15ぴきのりゅうと一緒に脱出したり……といった冒険のわくわくした気分を楽しめる。動物たちの鳴き声や、りゅうが羽ばたき空を飛ぶ音など、オーディオテクニカ協力による臨場感いっぱいの“音”にも注目だ。
さらに、会場内には古今東西の「ぼうけんの書」が大集合する「ぼうけん図書館」が開館。冒険家、写真家、学者、スポーツ選手、絵本作家、文学者などが推薦する、“冒険”にまつわる本がずらりと並ぶ。
会場併設のプレイ ショップ(PLAY! SHOP)では、日本初のエルマー・グッズを発売。マスコット、スノードームをはじめ、物語に登場する歯ブラシ、キャンデーなどが揃う。また、原画をあしらった「Dragon’s Market」ブランドのカップ&ソーサーや雑貨、親子で楽しめるTシャツ、ステーショナリーなどがずらりと店頭に並ぶ。加えて、プレイ カフェ(PLAY! CAFE)では、冒険気分を味わえるオリジナル・フード、デザート、ドリンクを提供する。
【詳細】
「エルマーのぼうけん」展
会期:2023年7月15日(土)~10月1日(日)
※会期中無休
場所:プレイ ミュージアム(PLAY! MUSEUM)
住所:東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3 2F
TEL:042-518-9625
開館時間:10:00~18:00(最終入場17:30 まで)
※当日券で入場可能。休日および混雑が予想される日は、事前決済の日付指定券(オンラインチケット)を推奨。
入場料:一般 1,800円 、大学生 1,200円、高校生 1,000円、中・小学生 600円、未就学児無料
※割引制度(併用不可)
・[立川割]一般 1,200円 、大学生 700円、高校生 600円、中・小学生 400円
※立川市在住・在学を確認できる免許証、学生証等を提示。
・[障害者割引]障害者手帳を提示した人と、その介添人1名は半額
・[相互割引]「一般」入場者は、プレイ パークを200円引きで利用可能
※特典つき。
※本展はプレイ ミュージアムの会期終了後、2024年夏頃まで全国数会場を巡回予定。