高代京子…銀粉蝶
槙生の母。
高代実里…中村優子
槙生の姉で朝の母親。
森本千世…伊礼姫奈
朝のクラスメイトで秀才。
三森…滝澤エリカ
朝と同じく軽音部に所属。
塔野和成…染谷将太
弁護士。後見監督人として槙生と朝の生活を見守る。
『違国日記』の映画化にあたり、監督・脚本を務めるのは『PARKS パークス』『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつき。槙生と朝のいびつな関係や、彼らをとりまく個性的なキャラクター達を魅力的に表現する。
また劇伴は、細田守のアニメ映画『バケモノの子』『未来のミライ』などを手掛けた高木正勝が担当している。
映画『違国日記』のインスパイアソングを手掛けたのは、十明(とあか)。新海誠のアニメ映画『すずめの戸締まり』では、RADWIMPSの主題歌「すずめ feat. 十明」に参加し、一躍注目の歌手となった。原作漫画『違国日記』のファンだという十明が映画を見て書き下ろした「夜明けのあなたへ」は、どこか懐かしくもあたたかい、槙生と朝の物語を優しく包み込むような楽曲になっている。
一足先に公開された本編映像では、両親を失った朝と叔母の槙生の関係が深まる象徴的な2つのシーンが映し出されている。1つ目は、槙生の家に朝がやってくるシーン。槙生の部屋に初めて訪れた朝は、乱雑とした部屋のありさまに驚きを隠せない。そして場面は変わって、朝が部屋の片付けを手伝うシーン。片付けが苦手だという槙生の告白に驚きながらも、それまで自分の中にあった“大人の像”から大きく外れる槙生のリアルな姿を知ることで、お互いに理解を深めていくのだった…。
小説家の高代槙生は、縁遠い姪の田汲朝と、女同士の同居生活をスタートする。きっかけは、葬式での一コマ。交通事故で両親を亡くした朝に対し無神経な言葉を吐く親族たちの姿や、朝を盥回しにする様子を見かねて、槙生が「私が引き取る」と啖呵を切ったのだった。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だったが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。
【作品詳細】
映画『違国日記』
公開日:2024年6月7日(金)
原作:ヤマシタトモコ (祥伝社 フィールコミックス )
監督:瀬田なつき
脚本:瀬田なつき
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、中村優子、伊礼姫奈、滝澤エリカ、染谷将太、銀粉蝶、瀬戸康史