ヤマシタトモコの漫画『違国日記』を新垣結衣、早瀬憩のW主演で実写映画化。映画『違国日記』として、2024年6月に公開される。
映画『違国日記』は、人見知りな小説家の高代槙生(こうだいまきお)と、その姪の田汲朝(たくみあさ)による同居譚を描くヒューマンドラマ。対照的な2人が、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ねていくうちに家族とも異なるかけがえのない関係になっていく様を描く。
原作となるヤマシタトモコの同名漫画は、「マンガ大賞2019」など連載開始後から多数の漫画賞を受賞。6年にわたる連載終了後もなお、人気の高さが話題となっている。
主役の高代槙生役を演じるのは、『正欲』など話題作への出演が続く新垣結衣。また、槙生の姪である田汲朝役は、オーディションで選ばれた新人俳優の早瀬憩が演じる。さらに槙生の友人・醍醐奈々役は『さかなのこ』の夏帆、槙生の元恋人・笠町信吾役は瀬戸康史、朝の親友・楢えみり役は小宮山莉渚が演じる。
劇中には、小説家・槙生が両親を失った朝に対して素直な気持ちを伝える印象的な場面も。「朝、私はあなたの母親が心底嫌いだった。でも私は決してあなたを踏みにじらない。もし帰るところがないなら、うちに来たらいい」と、槙生が不器用さ全開ながらも率直な思いを伝える様子に注目だ。
監督を務めるのは、『PARKS パークス』、『ジオラマボーイ・パノラマガール』の瀬田なつき。槙生と朝のかけがえのない関係と、そして彼らを取り巻く個性的な人々をみずみずしく描き出す。
小説家の高代槙生は、縁遠い姪の田汲朝と、女同士の同居生活をスタートする。きっかけは、葬式での一コマ。交通事故で両親を亡くした朝に対し無神経な言葉を吐く親族たちの姿や、朝を盥回しにする様子を見かねて、槙生が「私が引き取る」と啖呵を切ったのだった。しかし、当の槙生は他人と住むことに戸惑いを隠さず、朝は困惑。なかなか理解し合えない寂しさを抱え、一緒に居ることでお互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人だったが、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに傷と向き合うようになっていく。
【詳細】
映画『違国日記』
公開時期:2024年6月
原作:ヤマシタトモコ(祥伝社 FEEL COMICS)
監督・脚本:瀬田なつき
出演:新垣結衣、早瀬憩、夏帆、小宮山莉渚、瀬戸康史