特別展「神戸の文化財III ~今伝えたい、私たちの宝・街・心・技~」が、神戸市立博物館にて、2023年7月22日(土)から9月10日(日)まで開催される。
特別展「神戸の文化財III ~今伝えたい、私たちの宝・街・心・技~」は、神戸の歴史や文化を継承させるべく、令和時代に伝えたい文化財を紹介する展覧会。過去には昭和58年と平成19年にも「神戸の文化財」展を開催し、今回はその第3弾となる。
本展では、「私たちにとって文化財とは何か?」という視点から、「宝」「街」「心」「技」4つのキーワードで神戸の文化財の魅力に迫る。第1章では、「宝」にフォーカスし、神戸市立博物館が所蔵する《南蛮屏風》や《泰西王侯騎馬図》といった神戸の宝ともいえる作品を展示。あわせて、文化財の保護・継承のための取り組みについても紹介する。
続く第2章では、神戸市内に遺された文化財の数々を通して、神戸の「街」の成り立ちを辿る。また第3章では、今日にまで継承されてきた、祖先たちの思いや願いである「心」を映す文化財に着目。重要文化財の《藤原俊成自筆消息案》や、平安時代後期につくられた神戸市指定有形文化財の《持国天立像(四天王立像のうち)》などが展示される。
さらに第4章では、先人が編み出し継承されてきた「技」に焦点を当て、技が光る工芸品などを展観。大規模な儀礼や時代の転換点で結集された当時の最新技術に想いを馳せることができる。
特別展「神戸の文化財III ~今伝えたい、私たちの宝・街・心・技~」
会期:2023年7月22日(土)~9月10日(日)
[前期]7月22日(土)~8月20日(日) [後期]8月22日(火)~9月10日(日)
※会期中に一部展示替えを行う。HP掲載作品はすべて通期展示
会場:神戸市立博物館
住所:兵庫県神戸市中央区京町24
開館時間:9:30~17:30(金曜と土曜は19:30まで)
※展示室への入場は、それぞれ閉館の30分前まで
休館日:月曜日
入場料:一般 1,400円(1,200円)、大学生 700円(600円)、高校生以下 無料
※( )内は団体料金
※神戸市在住で満65歳以上は、神戸市立博物館券売窓口にて証明書類の提示により700円
※障がいがある者は障がい者手帳などの提示で無料
【問い合わせ先】
神戸市立博物館
TEL:078-391-0035