企画展「ガウディとサグラダ・ファミリア展」が、滋賀の佐川美術館にて、2023年9月30日(土)から12月3日(日)まで開催される。東京国立近代美術館などでも開催される巡回展だ。
バルセロナを中心に活躍した建築家アントニ・ガウディは、サグラダ・ファミリア聖堂をはじめ、カサ・ビセンス、グエル公園、カサ・バッリョ、カサ・ミラなど、独特の造形を持つ建築を数多く手がけた。これらの建築を、ガウディはゼロから生み出したわけではない。ガウディの独創性は、西欧のゴシック建築、スペインならではのイスラム建築、そして自らが生まれ育ったカタルーニャの歴史や風土を掘り下げ、これらに基づいて革新的な表現に到達した点にあるといえる。
企画展「ガウディとサグラダ・ファミリア展」は、長らく「未完の聖堂」と言われながらも、完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリア聖堂に焦点を合わせ、ガウディの建築思想と造形原理をひもとく展覧会。図面や模型、写真など100点以上に最新の映像を交えつつ、ガウディ建築の世界を紹介する。
会場では、ガウディの独創的な建築の源泉を、「歴史」「自然」「幾何学」の3つのポイントから光をあててゆくとともに、140年以上にわたるサグラダ・ファミリア聖堂の建設プロセスを紹介。さらに、「降誕の正面」を飾る彫像を自らで手がけるなど、建築、彫刻、工芸を融合するガウディの総合芸術への志向にも迫る。
企画展「ガウディとサグラダ・ファミリア展」
会期:2023年9月30日(土)~12月3日(日)
会場:佐川美術館
住所:滋賀県守山市水保町北川2891
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(10月9日(月・祝)は開館)、10月10日(火)、11月28日(火)
観覧料:一般 1,300円、高校・大学生 900円、中学生以下 無料(要保護者同伴)
※専門学校、専修学校は大学に準ずる
※障害者手帳の提示者および付添者1名は無料
※ウェブ事前予約制(9月19日(火)より受付開始、詳細については美術館ウェブサイトを参照)
【問い合わせ先】
佐川美術館
TEL:077-585-7800