愛知の名古屋市美術館では、特別展「開館35周年記念 ガウディとサグラダ・ファミリア展」を、2023年12月19日(火)から2024年3月10日(日)まで開催する。東京国立近代美術館などでも開催された巡回展だ。
スペインのバルセロナを中心に活動した建築家、アントニ・ガウディ。「サグラダ・ファミリア聖堂」などに見られる、ガウディの独創的な造形は、さまざまな建築様式を学び、自然のなかから有機的なフォルムや幾何学的な法則を見出すことで、育まれていったものであった。
特別展「開館35周年記念 ガウディとサグラダ・ファミリア展」では、近年完成への道が見えてきたサグラダ・ファミリア聖堂に光をあてる展覧会。100点以上の図面や模型、写真、資料、最新の映像を通して、サグラダ・ファミリア聖堂の造形の秘密、そしてガウディ建築の特質を紹介する。
ガウディの才能は、ヨーロッパ建築の歴史、イスラムといった異文化、そして自然が育む造形を吸収し、そこから独自の造形法則を生みだした点にある。本展では、「歴史」「自然」「幾何学」という3つの視点から、ガウディの創作の源泉に光をあてる。
サグラダ・ファミリア聖堂は、ガウディひとりの手によるものではないものの、そこにはガウディの強烈な個性が反映されている。本展では、140年以上にわたるサグラダ・ファミリア聖堂の建設プロセスをたどるとともに、ガウディが目指した「総合芸術」としてのサグラダ・ファミリア聖堂についても紹介する。
特別展「開館35周年記念 ガウディとサグラダ・ファミリア展」
会期:2023年12月19日(火)〜2024年3月10日(日) 会期中に一部作品の展示替えあり
会場:名古屋市美術館
住所:愛知県名古屋市中区栄2-17-25(芸術と科学の杜・白川公園内)
開館時間:9:30〜17:00
※2月23日を除く金曜日は20:00まで
※入場はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(1月8日(月・祝)、2月12日(月・振)は開館)、12月29日(金)〜1月3日(水)、1月9日(火)、2月13日(火)
観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高校・大学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※( )内は前売および20人以上の団体料金
【問い合わせ先】
名古屋市美術館
TEL:052-212-0001