伝説的ライブハウス「マーキー・クラブ」とブリティッシュロックの歴史を振り返る特別展示が、東京・日本橋三井ホールの没入体験型ミュージアム「イマーシブミュージアム」にて、2023年9月22日(金)から10月7日(土)までの金曜、土曜の夜に開催される。
東京・日本橋三井ホールの没入体験型ミュージアム「イマーシブミュージアム」では、英国ロンドンの伝説的ライブハウスであるマーキー・クラブと、ブリティッシュロックの歴史を振り返る特別展示を実施。
会場では、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・ヤードバーズ、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックス、デヴィッド・ボウイなど、数多くのロック・レジェンドが巣立ったマーキー・クラブの当時の雰囲気を、イマーシブミュージアムならではの没入映像で蘇らせる。
マーキー・クラブは、後にクラブのオーナーで、ユニークなイベント・クリエイターとなるハロルド・ペンドルトンによって設立された英国ロンドンの伝説的ライブハウス。
1964年にウォルドア・ストリートに移転すると、音楽番組の収録場所としても使用され、ロンドンのみならずイギリスで最も有名なライブ会場となる。今やレジェンドとも称されるロックミュージシャンらが毎晩出演し、1960年代後半から70年代にかけては新しいアーティスト達の登竜門として、ロック・ミュージック史においても重要な役割を果たすライブハウスとなるのであった。
イギリスでパンク・ロックが一大ブームとなった1970年代後半、マーキー・クラブにはセックス・ピストルズやザ・クラッシュなど、それまでとは全く異なるアーティストやオーディエンスらが集う。80年代初めにはU2やデュラン・デュラン、1988年の再移転後はKISSなど、多くのロック・ミュージシャンが出演した。
映像は、ミュージアムパート前半10分、本編30分、ミュージアムパート後半20分のトータルで60分で構成。ミュージアムパートでは、マーキー・クラブの歴史をグラフィカルに解説する年表をはじめ、貴重な写真やフライヤーなどを空間全体に投影する。
また、マーキー・クラブに出演したアーティストの語りを通して、1950年代から80年代にかけてのブリティッシュロックの歴史を紹介。「白人によるR&Bが全ての始まり」や「モッズカルチャーの誕生」、「変容していくロック」など、7章30分で構成する本編では、ガイ・ペリマンとマーキー・クラブ日本代理店の代表を務める金子ヒロムによる時代背景や曲の解説と共に、写真や映像に加えてポスターグラフィックを鑑賞することができる。
なお、会場内は飲食OKのため、イマーシブミュージアム会場内5階のバーカウンターにてアルコール飲料を購入し、鑑賞することが可能だ。イギリス・スコットランド産ウィスキーであるスコッチや、クラフトビール、ノンアルコールカクテルを片手に、ロックの世界に没入してみては。
「marquee club 65th anniversary EVERYONE WAS HERE. ~Immersive Rock History of marquee club~」
期間:2023年9月22日(金)~10月7日(土)※金曜・土曜の夜のみ開催
場所:日本橋三井ホール
住所:東京都中央区室町2-2-1 コレド室町1 4F
入場料:大人 2,000円
※未成年の入場不可
※別途、ドリンクは会場にて購入可能
■本編
1.OPEN THE DOOR
2.ROOTS OF BRITISH BLUES(白人によるR&Bが全ての始まり)
3.SWINGING LONDON(モッズカルチャーの誕生)
4.ROCK EVOLUTION(ロックの進化)
5.ROCK DIVERSIFICATION(変容していくロック)
6.RETURN OF LEGENDS(伝説たちの帰還)
7.END ROLL