没入型展覧会「アール・ヌーヴォーの女神たち」が、グランフロント大阪にて2023年12月9日(土)から2024年1月28日(日)まで開催される。その後、全国に巡回予定。
19世紀年代末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパやアメリカなどで流行した芸術様式であるアール・ヌーヴォー。「アール・ヌーヴォーの女神たち」は、そんなアール・ヌーヴォーの代表的な画家・デザイナーのアルフォンス・ミュシャの作品を投影した映像空間やオリジナル作品の展示を通して、ミュシャの作品の世界観に没頭できる没入型展覧会となっている。
アルフォンス・ミュシャとは、曲線や幾何学的な模様を使った装飾性の高さから「線の魔術師」と言われるチェコ生まれの画家だ。
高精細のプロジェクターによる高さ3m、約70㎡の映像空間には、ミュシャの描いた美しい女性たちが登場。映像は大きく2パートに分かれており、前半は、ミュシャの生涯で大きな転機となったパリ時代の華やかで躍動感のある作品を映し出す。
続く後半では、母国・チェコへの愛や壮大なストーリー性を感じさせる作品を投影。ミュシャの名を一躍有名にした代表作《ジスモンダ》や、花で飾られた円を背景に女性がこちらを見て微笑むリトグラフ作品《夢想》、さらには《モナコ・モンテ-カルロ》、《ジョブ(JOB)》など多くの名作を映像化している。
また、会場では、世界有数のコレクターOGATAコレクション協力のもと、約150点ものオリジナル作品を展示。全4章で構成され、「麗しの女神」をテーマに大女優サラ・ベルナールを描いた《ジスモンダ》などを展示する第1章、商業ポスターや印刷物、カレンダーなどを紹介する第2章などを通して、ミュシャの作品の世界観により一層迫ることができる。
期間中、グランフロント大阪 北館 1階 カフェラボ(CAFE Lab.)では、コラボレーションカフェを開催。ミュシャの代表作である《ジスモンダ》や《黄道十二宮》などを表現した全6品を展開する。たとえば、イタリア・イリー社のエスプレッソ豆を使用した本格カプチーノに、四芸術《舞踏(ダンス)》《絵画》《詩》《音楽》のラテアートを施した「芸術カプチーノ」4種が揃う。
このほか、《夢想》モチーフの抹茶チーズケーキプレート、《ジスモンダ》の世界観を表したパフェ、ミュシャの故郷・チェコの郷土料理「クライダ」をベースとしたクリームスープパスタなどを取り揃える。
「アール・ヌーヴォーの女神たち」
会期:2023年12月9日(土)~2024年1月28日(日)
会場:グランフロント大阪北館ナレッジキャピタルイベントラボ
住所:大阪府大阪市北区大深町3-1
休館日:2024年1月1日(月)
開館時間:平日 11:00~20:00、土日祝 10:00~19:00※2024年1月2日(火)・3日(水)は祝日扱い。
料金:一般 2,200円(2,000円)、大学・専門・高校 1,800円(1,600円)、中学・小学生 900円(700円)
※( )内は前売料金。
※未就学児は入場無料。
※学生券は入場時に学生証を提示(小学生を除く)。
チケット販売場所:チケットぴあ(Pコード:994-505 セブン-イレブン店頭マルチコピー機)、ローソンチケット(Lコード:56116 ローソン・ミニストップ店頭Loppi)、イープラス、アソビュー!
■コラボレーションカフェ
場所:グランフロント大阪 北館 1階 カフェラボ
メニュー:
・芸術カプチーノ 舞踏(ダンス)、絵画、詩、音楽 各880円
・椿姫 いちごみるく 1,100円
・黄道十二宮 エルダーフラワーピーチティー 1,100円
・ジスモンダパフェ 1,650円
・抹茶チーズケーキ 夢想プレート 1,650円
・四季を感じる食材を使用したクライダ風 クリームスープパスタ 1,650円
【問い合わせ先】
TEL:050-5542-8600(ハローダイヤル:全日 9:00~20:00/10月28日(土)から開設)