特別展「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」が、ひろしま美術館にて、2023年9月2日(土)から10月29日(日)まで開催される。美術館「えき」KYOTOなどでも開催された巡回展だ。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、西欧を中心に起こったアール・ヌーヴォー。有機的な曲線を特徴とするアール・ヌーヴォーは、産業革命を経て隆盛した商業デザインから建築まで、さまざまな領域で展開された。その代表的な芸術家として知られるのが、アルフォンス・ミュシャだ。
ミュシャは、サラ・ベルナールが主演を務めた演劇のポスター《ジスモンダ》をはじめとするポスター作品で人気を博したものの、実際に手がけたジャンルは多岐にわたっている。ミュシャ作品を特徴付ける、優美な女性と花々を組み合わせたモチーフは、ポスターや装飾パネルばかりでなく、菓子のパッケージや宝飾品などにも展開されることになった。
特別展「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」は、デザインや絵画、写真など、多様な方面で活躍したミュシャの活動を紹介する展覧会。《ジスモンダ》や《椿姫》といったポスター、《四季:春、夏、秋、冬》などの連作装飾パネルをはじめ、書籍の挿絵、菓子や香水のパッケージ、宝飾品、油彩画や水彩画、そしてプライベートを捉えた写真など、さまざまな作品からミュシャの芸術をひもといてゆく。
特別展「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」
会期:2023年9月2日(土)~10月29日(日) 会期中無休
会場:ひろしま美術館
住所:広島県広島市中区基町3-2
開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般 1,500円(1,300円)、高校・大学生 1,000円(800円)、小・中学生 500円(300円)、未就学児童 無料
※( )内は前売および20名以上の団体料金
※本展の入館券でコレクション展示も観覧可
※障がい者手帳の持参者および同伴者1人は無料
※65歳以上は1,300円(要証明)
【問い合わせ先】
ひろしま美術館
TEL:082-223-2530