企画展「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」が、千葉・佐倉のDIC川村記念美術館にて、2024年3月9日(土)から6月30日(日)まで開催される。
カール・アンドレは、1960年代後半のアメリカを中心に興ったミニマル・アートを代表する彫刻家だ。その作品は、木材や金属、石といった素材を、工業製品のように同一規格に加工し、床に規則的に並置する作風などで知られており、一見すると無機的な印象ではありながら、素材の手触りや重量感といった物質性をも持っている。
日本の美術館では初となる個展「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」では、《メリーマウント》をはじめ、木や金属、石のユニットからなるアンドレの彫刻作品を紹介。作品の上を歩くこともできる能動的な鑑賞を通して、作品と空間、そしてそれらを知覚する経験へと注意を向けることができるだろう。
また、本展は、アンドレが幼少期より親しんできた詩をまとまったかたちで紹介する貴重な機会となる。単語を組み合わせて構成される詩の作品は、読むことでも、眺めることでも楽しめるものであり、そこから彫刻に通ずるアンドレの思考や関心を窺い知ることができそうだ。
企画展「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」
会期:2024年3月9日(土)〜6月30日(日)
会場:DIC川村記念美術館
住所:千葉県佐倉市坂戸631
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)
入館料:一般 1,800円、学生・65 歳以上 1,600円、高校生以下 無料
※障害者手帳の所持者および付添者1名は無料
【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)