徐々に全員がまとまっていったのですね。ヒットの手ごたえや反響を感じたのはいつ頃だったのでしょう?
柴田 :段々ですね。ロケに行ったとき、「あぶない刑事」っぽい服を着た人がいるってなって(笑)。
舘:それで、女子高生にキャーとか言われたりして。
柴田:街中、女子高の近くで撮影してると、舘さんが投げキッスとかして煽るんですよ(笑)。オンエアが始まってから、撮影してると周りの方々がわさわさしていて、人気が出てるのかなって感じてきましたね。
舘:反響はわりと早かったと思いますね。僕はお調子もんですから、世間にウケればいいかなとは思いつつ、どこかでちゃんと“ハードボイルドしたい”という気持ちがいつもあって…。
柴田 :彼こうは言ってますけどね、犯人だと思うとすぐ撃とうとする(笑)。ダメなんだよ、まだ撃っちゃダメなんだよ!(笑)
舘 :そうなんだよ。実は台本をあんまり読んでなかった(笑)。
台本を読まずして、お2人の軽妙な言葉の掛け合いなどはどうされていたんですか!?
舘:ほとんど恭サマが作りますね。
柴田:つたないアドリブですけどね。
舘:僕はもうただ頷いてるだけになる。そんな感じです(笑)。
柴田:台詞の叩き台みたいなものはあっても、ほとんどがアドリブです。現場で、こうしたら面白いんじゃないかってことは提案する。却下されることも全然ありますけど(笑)、なんとなくいつも面白くなるように考えてはいるかな。
舘:プロデューサー的な要素があるよね。
本当にお2人で作品を面白くしていこうという姿勢を感じます…!プライベートでは、タカとユージのような“最強バディ”的存在はいらっしゃいます?
舘 :僕はね、50年来の親友が1人います。高校を卒業した 18歳の時に会って、それから50年以上ずっと一緒。でも一度も喧嘩したことがないくらい、包容力のある人です。
柴田:…いないですね。ただ、ずっとやっている草野球チームは、とても大事な存在だな。漫画家や元相撲取り、社長さんまでいろんな職業の人たちが集まっているんだけど、ずっと変わらずに接してくれる素敵な仲間です。
最後になりますが、ずばり「あぶない刑事」シリーズはまた帰ってきますか?
舘:わからない(笑)。体力が持つかどうか…わからないよ、本当に。でも、元気だったら戻ってきたい!
柴田:舘さんが「やるぞ」って言ったら、みんな参上します。
楽しみにしています!
柴田:頑張ります!
映画『帰ってきた あぶない刑事』
公開日:2024年5⽉24⽇(⾦)
監督:原廣利
脚本:⼤川俊道、岡芳郎
出演:舘ひろし、浅野温⼦、仲村トオル、柴⽥恭兵、⼟屋太鳳、⻄野七瀬、早⼄⼥太⼀、深⽔元基、ベンガル、⻑⾕部⾹苗、鈴⽊康介、⼩越勇輝、杉本哲太、岸⾕五朗、吉瀬美智⼦