姫路市立美術館では、庭園アートプロジェクト「中谷芙二子 霧の彫刻 —体・音・光—」を、2024年4月27日(土)から12月1日(日)まで開催する。
「霧のアーティスト」として知られる現代アーティスト中谷芙二子(なかや ふじこ)は、本来自然現象である霧を人工的に発生させる作品「霧の彫刻」を世界各地で発表してきた。大気中に放たれた霧は、周辺環境に呼応して、刻一刻と濃度や形を変える。また、見慣れた場所をまったく異なる光景に一変させるとともに、鑑賞者の身体感覚を研ぎ澄ますものでもある。
中谷は、2022年度から3年にわたって、姫路市立美術館の庭園を舞台に「霧の彫刻」を発表するプロジェクトを展開してきた。2022年度には、「霧の彫刻」の身体性に着目した《白鷺が飛ぶ》を、そして2023年度には、霧が創出する幻想的な風景を繰り広げる《白い風景—原初の地球》を手がけている。
第3作目となる2024年度は、「体・音・光」がテーマ。幕開けには、2023年度の《白い風景—原初の地球》を再構成して展開する一方、会期後半には、ダムタイプ(Dumb Type)の創設メンバー、高谷史郎とのコラボレーションによる新作を発表予定だ。
庭園アートプロジェクト「中谷芙二子 霧の彫刻 —体・音・光—」
会期:2024年4月27日(土)~12月1日(日)
会場:姫路市立美術館 庭園
住所:兵庫県姫路市本町68-25
開園時間:10:00~17:00
※9月上旬〜12月1日(日)の金・土曜日は20:00まで開園
休園日:月曜日 (祝日・休日の場合のぞく)、4月30日(火)、5月7日(火)、7月16日(火)、8月13日(火)、9月17日(火)・24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
入園料:無料
【問い合わせ先】
姫路市立美術館
TEL:079-222-2288