企画展「瑛九 —まなざしのその先に—」が、神奈川の横須賀美術館にて、2024年9月14日(土)から11月4日(月・振)まで開催される。
瑛九(えいきゅう)は、油彩画ばかりでなく、写真や版画など、多分野で創作を行った作家だ。1911年に生まれた瑛九は、1936年、「フォト・デッサン」と呼ばれる写真の作品集『眠りの理由』でデビュー。その後、印象派、キュビスム、シュルレアリスムなどに触発されつつ作風を変化させ、細かな点描による表現に到達するも、1960年、49歳でこの世を去った。
企画展「瑛九 —まなざしのその先に—」は、関東の美術館では13年ぶりとなる瑛九の回顧展。初期から絶筆までの油彩画を中心に、デビュー作『眠りの理由』をはじめとする「フォト・デッサン」、エッチングやリトグラフ、コラージュなど、各分野の代表作約100点を一堂に集めて紹介する。
本展では、幅3m超の大作《カオス》をはじめ、油彩画の数々を展示。とりわけ、最晩年に手がけた点描の作品は、無数の細かな点によって、濃密に描きこまれた画面を生みだしている。会場では、《雲》や絶筆《つばさ》など、点描に作品7点を目にすることができる。
企画展「瑛九 —まなざしのその先に—」
会期:2024年9月14日(土)~11月4日(月・振)
会場:横須賀美術館
住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1
開館時間:10:00~18:00
休館日:10月7日(月)
観覧料:一般 1,300円(1,040円)、高校生・大学生・65歳以上 1,100円(880円)、中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生(市内在住・在学)は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の所持者および付添者1名は無料
※11月3日(日・祝)は観覧無料
【問い合わせ先】
横須賀市コールセンター
TEL:046-822-4000(月~金曜日 8:00~18:00 / 土・日曜日、祝休日 8:00~16:00)