企画展「どうやってこの世界に生まれてきたの？」が、青森の弘前れんが倉庫美術館にて、2024年9月27日(金)から2025年3月9日(日)まで開催される。

タグチアートコレクションとの協働による展覧会

弘前れんが倉庫美術館の企画展「どうやってこの世界に生まれてきたの？」は、日本有数の現代美術のコレクション「タグチアートコレクション」との協働による展覧会だ。

日本を代表する現代アートコレクション「タグチアートコレクション」

タグチアートコレクションは、日本を代表する現代アートコレクションとして国際的に高く評価されており、2024年現在、国内外の作家による約700点の作品を擁している。そのコレクションには、青森・弘前出身の奈良美智、この地でかつて展示を行った杉戸洋をはじめ、青森を含む東北にゆかりのある作家の作品も含まれる。

40組以上のアーティストを紹介

本展では、タグチアートコレクションと弘前れんが倉庫美術館の所蔵作品に、新作を加えて紹介。奈良美智、塩田千春、鴻池朋子、ミリアム・カーン、ピピロッティ・リストなど、世界各地で活動するアーティスト40組以上による多彩な作品を通して、生きることと幸せに光をあててゆく。

高山明によるアートプロジェクト「マクドナルドラジオ大学」

本展では、演劇ユニット「ポルト・ビー(Port B)」を主宰する高山明によるアートプロジェクト「マクドナルドラジオ大学」を、弘前市内のマクドナルド4店舗で実施。2017年より展開される同作は、街中のマクドナルドなどを「大学」に変えるアートプロジェクトだ。移⺠や難⺠など、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が「教授」になり、「学生」となる観客は、その講義をスマートフォンを使って聞くことができる。

奈良美智のロック喫茶「33 1/3」を再現

また、弘前市出身の美術家である奈良美智が、高校時代に仲間とともに作ったロック喫茶「33 1/3」を再現。このロック喫茶は奈良にとって、広い世界への視点を開く、創作活動への原点となったという。会場では、仲間とともに作る居場所を象徴するものとして、このロック喫茶の再現を行う。

展覧会概要

タグチアートコレクション×弘前れんが倉庫美術館
企画展「どうやってこの世界に生まれてきたの？」
会期：2024年9月27日(金)〜2025年3月9日(日)
会場：弘前れんが倉庫美術館
住所：⻘森県弘前市吉野町2-1
開館時間：9:00〜17:00(入館は閉館30分前まで)
休館日：火曜日(2月11日(祝・火)は開館)、12月26日(木)〜1月1日(水・祝)、2月12日(水)
観覧料：一般 1,500円(1,400円)、大学生・専門学校生 1,000円(900円)、高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※弘前市⺠は当日料金より500円引き(割引の併用不可)
※以下は無料対象：弘前市内の留学生、満65歳以上の弘前市⺠、ひろさき多子家族応援パスポートの持参車、障がい者および付添者1名
※高山明の作品は弘前市内のマクドナルド4店舗にて展示

[出品作家]
カミーユ・アンロ、尹秀珍、AES+F、トレイシー・エミン、オスジェメオス、ヤッコ・オリヴィエ、ミリアム・カーン、片山真理、マウリツィオ・カテラン、加藤泉、金氏徹平、モリーン・ギャレース、キュンチョメ、ゲド・クイン、草間彌生、トゥアン・アンドリュー・グエン、オスカー・グッタイル、工藤麻紀子、鴻池朋子、トマス・サラセーノ、塩田千春、スーパーフレックス、杉戸洋、高田冬彦、高橋喜代史、高山明、ジャナイナ・チェッペ、千葉正也、ヴァジコ・チャッキアーニ、セバスチャン・ディアズ・モラレス、奈良美智、西村有、ペトリット・ハリライ、ウラ・フォン・ブランデンブルク、藤倉麻子、キーガン・マクハギュー、アド・ミノリーティ、ヤン・ヘギュ、ガブリエル・リコ、ピピロッティ・リスト、ゴセット・ルボンド、ミカ・ロッテンバーグ、渡辺豪

[上映プログラム]
ハンス・オプ・デ・ビーク、インカ・ショニバレCBE、ムン・キョンウォン & チョン・ジュンホ、山城知佳子

【問い合わせ先】
弘前れんが倉庫美術館
TEL：0172-32-8950