企画展「客家と日本——華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史」が、大阪の国立民族学博物館にて、2024年9月5日(木)から12月3日(火)まで開催される。
華僑や華人の一派である、「客家(はっか)」。世界各地に居住し、政治・経済・文化などで成功を収めてきた客家は、中国地域では「東洋のユダヤ人」と呼ばれることもある。また、客家はひとつのグループと捉えられることがあるものの、実際には、ルーツ、言語や文化によってさまざまな集団にわかれている。
客家は、日本と中国地域の関わりにおいて、しばしば重要な役割を担ってきた。とりわけ、1895年に日本が台湾を植民地とすると、台湾の客家にとって、日本は身近な存在となった。また、一部の客家は、台湾などから日本へ移住して生活を営んでいる。こうした背景から、日本の客家の多くは、台湾をルーツに持っている。
企画展「客家と日本——華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史」は、客家と日本の関係の関係に着目する展覧会。客家の歴史や文化、さまざまな活動の多様性に光をあてるとともに、客家という視点を通して、日本ではあまり知られることのない東アジアの関係史をひもといてゆく。
みんぱく創設50周年記念企画展「客家と日本——華僑華人がつむぐ、もうひとつの東アジア関係史」
会期:2024年9月5日(木)~12月3日(火)
会場:国立民族学博物館 本館 企画展示場
住所:大阪府吹田市千里万博公園10-1
開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:水曜日
観覧料:一般 580円(490円)、大学生 250円(200円)、高校生以下 無料
※( )内は、20名以上の団体、リピーターの割引料金
※障がい者手帳の所持者および付添者1名は観覧無料
※本館展示も観覧可
【問い合わせ先】
国立民族学博物館
TEL:06-6876-2151(代表)