fashionpress[ファッションプレス]

fashionpress x fashionpress instagram 検索
menu

fashionpress[ファッションプレス]

  1. トップ   /  
  2. ニュース   /  
  3. 映画   /  
  4. インタビュー

デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて

  •  twitter
  • 13 79
  •  facebook logo
  • LINE
  • LINK リンクをコピー
記事のURLをコピーしました

映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』に出演したデンゼル・ワシントンにインタビュー。映画は2024年11月15日(金)公開。

名作映画『グラディエーター』続編が公開

デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて | 写真

2000年に公開された映画『グラディエーター』は、古代ローマを舞台に、復讐に燃えるローマ軍・将軍マキシマスの壮絶な闘いを描いた作品。裏切りにあい、家族を失い、奴隷にまで成り下がりながらも、マキシマスはグラディエーター(剣闘士)として再び立ち上がっていく。世界中で大ヒットを記録した『グラディエーター』は、名作映画として多くのファンがついている。

そんな歴史スペクタクル超大作『グラディエーター』の続編が、24年ぶりに製作された。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』と題し、暴君の圧政により、主人公ルシアスがグラディエーターとなり、コロセウム(円形闘技場)での闘いに身を投じていく姿を壮大に描いていく。

ファッションプレスでは、劇中にてルシウスをグラディエーターとして見出し、帝国での地位を狙う富豪で奴隷商人のマクリヌスを演じたデンゼル・ワシントンにインタビューを実施。壮大なセットにより、現代に蘇った古代ローマにて演じた際の心境や、役作りの姿勢や極意を伺った。

デンゼル・ワシントンにインタビュー

デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて | 写真

巨匠リドリー・スコットが手掛ける『グラディエーターII』ですが、今作ではずばり本人からの口説き文句はありましたか?

特に口説き文句はなくて。あのリドリーですから、出演に迷うことなく、即決でした。脚本も素晴らしかったし、プロデューサーをはじめ関わるスタッフたち、役者たち全員が素晴らしかった。リドリーが監督を務めた映画『アメリカン・ギャングスター』でも共にしましたし、リドリーの兄弟であるトニー・スコットとも何度も作品作りをした縁もあって、とにかく答えはイエスでした。

前作『グラディエーター』は、生涯の名作として多くの映画ファンが挙げていますが、1も2も含め、どういった点がおもしろいと感じていますか?

難しいけど、とにかく名作だとしか言いようがないかな…。いずれにしても、1作目の歴史があるから出演を決めたわけではないです。脚本も良かったし、それ以上にただただ、素晴らしい監督と組めるということが、動機になりましたね。

デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて | 写真

主人公のルシアスにとっても、デンゼルさんが演じたマクリヌスはとても重要なキャラクターでした。すべて手のひらの上で転がしたいタイプの人物なのかなと思いますが、どのようにキャラクターを捉えていましたか?

やっぱり俯瞰して物事を見る人ですよね。こう、マペットのように人を糸で引っ張り上げておいて、最後はボンッと撃ってしまうような…『グラディエーター』の時代に銃はないから、弓矢で撃ち落とす、みたいな感じかな?(笑)

デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて | 写真

マクリヌスの人物像を把握する上で、どのような役作りやアプローチを行いましたか?また普段の役作りの方法についても教えてください。

マクリヌスもそうだけど、映画で演じる役っていうのは、僕の中ではポンッと初めて現れる人物なんです。だからまずは、この人はどういう人なんだろうと、じっくり観察する。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』のマクリヌスにかんしては、彼の内側にあるものはなんだろう、その怒りはなんだろう、闘争心、暴力とは、というふうに、ぐるぐると円を描くように、少しずつ中心に近づいていくんです。これって実は、マクリヌスが人と関わる際に踏むアプローチにも似通った部分があるんですよね。そんなことも考えながら演じていました。

デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて | 写真

じわじわとその人のパーソナリティに迫っていくんですね。

そうそう。もっと踏み込んで言うと、役作りとは「観察」より「探求」することだと思います。たとえば脚本を読む時は、文字に書かれてない部分、その奥にあるのはなんなのか、ショベルで掘って掘って掘って、人物の心の奥にあるものや物語に眠る部分を深く探っていく。歴史的な人物であれば、その人がどのように語られてきたかも調べます。

そうやって脚本を読み込んで1からつくり上げた役をひっさげて、自分の身体と心を役に投じて舞台に上がるという感覚で演じています。

そして次は、撮影に入ってからの話になりますが、周囲がどのような環境なのか?どのようなセットなのか?そこにも影響され、演じる上でのヒントになっているんだと思います。

デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて | 写真

今回でいうと、セットもすごくスケールが大きかったですよね。そうした環境も身を投じる上で影響してくるのでしょうか。

その通りです。ちなみに今回のセットは、その再現度がすごかったです。見渡す限り古代ローマの世界でした。役者としても演じやすくなるような、世界観に没入しやすくなるようなセットだった。もちろん、事前にしっかりと役作りをするっていう宿題をやっていればの話だけどね。

世界観に入り込むために行ったことなど、何かありましたか?

サンダルを履くこと(笑)。スニーカーでセットを練り歩いたこともあったのですが、それじゃ世界観台無しだなと。歩くたびに砂埃が直接足に降りかかるような、そういう些細なことだけど全身で感じられるようなことがないと入り込めない。ナイキやニューバランスだとかは絶対に合わないね。

【作品詳細】
映画『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』
日本公開日:2024年11月15日(金)
監督:リドリー・スコット
脚本:デヴィッド・スカルパ
キャラクター創造:デヴィッド・フランゾーニ
ストーリー:ピーター・クレイグ、デヴィッド・スカルパ
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ポール・メスカル、デンゼル・ワシントン、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、ジョセフ・クイン、フレッド・ヘッキンジャー、リオル・ラズ、デレク・ジャコビ
日本語吹替キャスト:武内駿輔、大塚明夫、山寺宏一、沢海陽子、宮野真守、梶裕貴
配給:東和ピクチャーズ
原題:Gladiator II

©2024 PARAMOUNT PICTURES.

Photos(10枚)

デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真1 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真2 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真3 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真4 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真5 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真6 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真7 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真8 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真9 デンゼル・ワシントンにインタビュー『グラディエーター II』にて現代に蘇った古代ローマに身を投じて|写真10

キーワードから探す