長編アニメーション映画『アズワン/AS ONE』が、2025年夏に全国公開される。
アニメ映画『アズワン/AS ONE』は、劇場版名探偵コナンの15作目『名探偵コナン 沈黙の15分』以降同シリーズを担当し、『名探偵コナン から紅の恋歌』で2017年の興行収入1位を獲得した、静野孔文(しずのこうぶん)が監督。アニメーターや漫画家などとしても第一線で活躍し、「新世紀エヴァンゲリオン」や『時をかける少女』『サマーウォーズ』といった人気アニメを手掛けた貞本義行がキャラクターデザインを務める作品だ。
原作は、ゲームセンターなどに設置されるアーケードゲーム「星と翼のパラドクス」。宇宙の彼方・巡星(めぐりぼし)を舞台に、その星が持つエネルギー源を巡る戦いを描いたロボットアクションゲームとなっており、映画『アズワン/AS ONE』では、静野がアイデアを再構築。脚本家と共に生み出した完全オリジナルストーリーで、原作の20年前の物語を描き出す。
なお、原作ゲームのキャラクターデザインを担当した貞本によって登場キャラクターも全て刷新された。
現代の日本。ミュージシャンを目指す高校生のヨウは、夢を反対する親とバンド仲間との人間関係に悩み、自らの将来を決めかねていた。ある日、渋谷の交差点を歩くヨウの脳内に「助けて!」という声が響き、白い光に包まれる——。
一方、宇宙に浮かぶ巡星。エネルギー源の「星血」をめぐる長い戦争状態にあったヴ・レード惺王国と轟ア・スレッガ国の休戦にむけた調停式が行われようとしているまさにその時、巨大軌道デブリが落下してしまう。事態を必死に対処するプルガード隊のヴィーゴを助けるべく、ロボット整備士・ラコは整備途中の機で飛び立つが、危機一髪の状況に陥っていた。
一瞬の閃光ののち、破損激しいラコの機はデブリを海面まで移動させ事なきを得るが、ラコは意識を失ってしまう。昏睡状態のラコは、意識の中でヨウと出会う——。ヨウとラコの出会いの意味とは。そして“ふたりでひとつ”のヨウとラコに待ち受ける運命とは。
監督の静野は、音楽が『アズワン/AS ONE』のキーポイントになると語っており、物語の中心となるのは主人公・ヨウが奏でる“旋律”。ヨウの歌声が時空を越え巡星に届くとき、原作では語られていなかった、数々の謎が解き明かされるという。
物語の詳細や声優キャストなど、続報を要チェックだ。
【作品詳細】
映画『アズワン/AS ONE』
公開時期:2025年夏
監督:静野孔文
キャラクターデザイン:貞本義行
原作 星と翼のパラドクス © SQUARE ENIX/SUNRISE © ASONE 製作委員会