各国映画祭で喝采を浴びた、タンゴと人への愛に満ち溢れた音楽ドキュメンタリー映画『白夜のタンゴ』 が、2014年11月22日(土)よりユーロスペースほか全国で順次公開される。
「タンゴはアルゼンチンで生まれたもので、彼らほどタンゴに情熱を注いでいる人々は存在しない」。アルゼンチン人はもちろん、世界中にはそう思う人が多いかもしれない。
しかし、本作品のキャストであり監督としても名高い、アキ・カウリスマキをはじめとしたフィンランド人はその意見に異を唱えている。この映画は、その真実を確かめるためにフィンランドへ旅立つ、3人のアルゼンチンタンゴミュージシャンらのドキュメンタリー。
美しい自然が広がるフィンランドを舞台に旅をする3人と、彼らの訪問を受ける人々はそれぞれの母国で高い評価を得ている名ミュージシャンたちだ。出会う事のなかった人々が旅とタンゴを通して混じり合って行く様は、時に見るものの知的好奇心を刺激し、時にユーモラスで心を和ませる。
■ストーリー
ブエノスアイレスで活動している3人のアルゼンチン人タンゴミュージシャン、チーノ、ディピ、パブロ・グレコ。彼らはタンゴに人生を捧げている。タンゴはアルゼンチンで生まれたものだと信じて疑わない3人は、フィンランドがタンゴ生誕の地であるという話を聞く。その説を容認できない3人は、事の真相を確かめようとフィンランドへ旅立つ。ラテン気質の彼らは、フィンランドの森林や湖、そして輝くような白夜に遭遇し、未知の世界に来たことを実感する。そして彼らと対照的な、シャイで寡黙でどことなくユーモラスなフィンランド人が奏でる、自分達とは違うタンゴに触れていき・・・
【作品詳細】
『白夜のタンゴ』
公開日:2014年11月22日(土)
監督:ヴィヴィアン・ブルーメンシェイン
出演:ワルテル“チーノ” ラボルデ、ディエゴ “ディピ” クイッコ、パブロ・グレコ、
アキ・カウリスマキ、レイヨ・タイパレ
2013年/ドイツ・フィンランド・アルゼンチン/英語・フィンランド語・スペイン語/ビスタ/カラー/83分/原題:Mittsommernachtstango