映画『攻殻機動隊 新劇場版』が、2015年6月20日(土)より全国の劇場で公開される。
原作コミック誕生25周年を記念し、完全新作の長編アニメーション映画として公開される本作。総監督・キャラクターデザインに黄瀬和哉、脚本に冲方丁、音楽にコーネリアスを迎え、アニメーション制作はProduction I.Gが行う。
超ウィザード級のハッカースキルを持ち、全身義体のサイボーグである主人公・草薙 素子。彼女はなぜ自らの部隊を求め、戦い続けるのか。そして「攻殻機動隊」の起源と、出生の秘密とは……。これまで謎に包まれてきた「攻殻機動隊」の全てが明かされる。さらに、公開されたキービジュアルには、光学迷彩スーツをまとった攻殻機動隊メンバーが。よく見ると素子の体が透けている。
また、新劇場版の公開に先駆け、2013年6月より順次劇場上映された『攻殻機動隊ARISE』を再編集したTVシリーズ『攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』が、2015年4月よりTOKYO MX、BS11ほか全国で順次放映される。
本作は、『攻殻機動隊ARISE』シリーズ全4話を、それぞれ前後編に再編集、さらに映画『攻殻機動隊 新劇場版』に繋がる完全新作エピソード2話を加えたもの。放送話数順は、シリーズ構成の冲方丁による初期案に基づいたエピソードの流れに再構成される。
同TVシリーズは、攻殻機動隊結成前夜を描いたストーリーであり、若き日の草薙素子がいかにして攻性の特殊部隊=攻殻機動隊を創設するに至るかが描かれた作品。今回新たに製作される完全新作エピソードは、新劇場版へとつながる設定となっている。
■攻殻機動隊について
1989年に士郎正宗による原作漫画が連載開始。押井守監督によってアニメーション化された劇場版『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』を始め、テレビアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』、映画『イノセンス』など多くの派生作品が誕生。『マトリックス』シリーズ監督のウォシャウスキー姉弟、『アバタ―』監督のジェームズ・キャメロンなど、世界中のクリエイターに影響を与えたサイバーパンクSF作品。
■ストーリー
2029年3月、総理大臣暗殺事件という戦後最大の事件が発生した。被害者の中には草薙素子のかつての上司、501機関のクルツもいた。バトーやトグサたち寄せ集めメンバーと捜査を開始する草薙。事件の背後にあったのは、義体開発の行く末を左右する技術的障害【デッドエンド】をめぐる政治的取引。さらに「洗脳・ゴーストへの侵入、・疑似記憶の形成」を一度に行う電脳ウィルス【ファイア・スターター】の存在も見え隠れする。そして、事件を捜査する中で掴んだ手がかりは、草薙の秘められた生い立ちにも繋がっていたのだった……。暗躍する謎のサイボーグ。総理大臣暗殺の真相。“第三世界”の存在。その先に待ち構える罠。 “攻殻機動隊”誕生の瞬間に、世界は震撼する―。
【作品情報】
『攻殻機動隊 新劇場版』
公開時期:2015年初夏 全国ロードショー
原作:士郎正宗
総監督・キャラクターデザイン:黄瀬和哉
脚本:冲方丁
音楽:コーネリアス
監督:野村和也
総作画監督:大久保徹
アニメーション制作:Production I.G
キャスト:坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆき