展覧会「アリスへの手紙」が東京・恵比寿にあるギャラリーまぁる(GALERIE Malle)で開催。期間は、2015年4月7日(火)から4月19日(日)まで。

本展は、イギリスの哲学者にして、作家でもあるチャールズ・ラトヴィジ・ドジスンが、ルイス・キャロルの筆名で出版した、『不思議の国のアリス』そして 『鏡の国のアリス』などの作品に注目。

海辺のアリス 宇野亜喜良

宇野亜喜良や北見隆、野村直子、ヒグチユウコ、山本じんという、5人の独創的な作家がルイス・キャロルの未知への世界観や、小女への世界観などを自由に表現した。

今回、作品が登場する宇野亜喜良は、寺山修司の舞台や宣伝美術を担当したイラストレーター。近年では、椎名林檎のアルバムジャケットを手がけるなど、才気あふれるアーティストだ。

山本じんは、レオナルド・ダ・ヴィンチも用いた、絵画・素描などを描く技法である、銀筆画を得意とする画家。羊皮紙にほぼ純銀に近い銀を削った鉛筆状の筆記具で絵を描くこの画法は、独特の風合いを生み出す。

小女への感心がとても深かったルイス・キャロル。生涯10万通を越える手紙を数多くの小女へ宛てたというエピソードも残っている。 今なお多くの人々に読み継がれる彼の作品を、独自のフィルターを通して捉え直した本展に、ぜひ足を運んでみては。

【展覧会概要】
展覧会「アリスへの手紙」
会期：2015年4月7日(火)〜4月19日(日)
休廊日：月曜日
会場：ギャラリーまぁる
住所：東京都渋谷区恵比寿4-8-3 神原ビル1階
時間：12:00〜19:00
TEL：03-5475-5054