『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群が世界文化遺産に登録されることが決定。福岡県の玄界灘の洋上に浮かぶ、周囲4キロメートルの小さな島 沖ノ島。神宿ると言われるように、古代4世紀後半から9世紀にかけて大和朝廷による国家祭祀が執り行われる神聖な場所だった。
今なお、宗像大社の神職が、一人で毎日祈りを捧げる。島へ入るのは厳しく制限され、入島の際には海水で禊をしなければならない。一木一草一石たりとて島外にもちだしてはならないという掟は今も守り続けられている。その様子は神々しくも幻想的だという。島から出土した神宝約8万点が国宝に指定され、沖ノ島は「海の正倉院」とも呼ばれている。
沖ノ島を紹介する『沖ノ島 神宿る海の正倉院』が2017年7月19日(水)~8月1日(火)にかけて日本橋高島屋で開催される。写真家・作家の藤原新也が撮影した神々しく幻想的な島の光景と国宝の数々を写真約70点を披露する。
■藤原新也プロフィール:
藤原新也は、1944年福岡県門司市(現北九州市)生まれ。東京藝術大学絵画科油画専攻入学直後に国外に脱出し、各地を放浪。72年に処女作『印度放浪』を発表。さらに『全東洋街道』『メメント・モリ』などを相次いで上梓。『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』『大鮃』など小説作品もある。沖ノ島関連では『神の島 沖ノ島』(安部龍太郎氏と共著)がある。
沖ノ島 神宿る海の正倉院
会期:7月19日(水)~8月1日(火)
会場:日本橋高島屋8階ホール
入場料(税込):一般800円、大学・高校生600円、中学生以下無料
入場時間:10:30~19:00(19:30閉場)※最終日は17:30まで(18:00閉場)
問い合わせ先
日本橋高島屋 TEL03-3211-4111(代表)